冬の人気沖釣りターゲット、ヤリイカ。槍のように細長いシルエットからそう呼ばれている。今回は沖釣りのスペシャリスト北本茂照とスーパーフレッシュアングラーの高槻慧が挑戦。高槻は今回が初チャレンジ。
ポイントは千葉県南房総市白浜沖。水深200メートル前後を攻める。ヤリイカ釣りでは、プラヅノと呼ばれる細長いプラスチックの疑似餌を使う。2人は直結仕掛けで始める。直結とは、幹糸にプラヅノを直接結びつけた仕掛け。やっかいなサバが多い時に、針を容易に飲み込まれないので効果的である。
北本の1投目、着底後糸ふけを取りサソイをいれると、乗った。竿先がグンと曲がる鋭いアタリだった。上げてみると、型の良いスルメイカ。続いて高槻もスルメイカをヒット。
しかし、この日はあいにくの2枚潮。底潮が飛ぶように流れ、イカを乗せても途中でバレて中々取り込めない。そこで直結からブランコに仕掛けを変更。ブランコとは、幹糸から枝糸を伸ばしてプラヅノをつけた仕掛け。針がむき出しになっているので、一旦イカを乗せたらバレにくい。この作戦が功を奏し、北本は良型ヤリイカ3バイとスルメイカ1パイを多点掛け。そして北本にサソイのアドバイスを受けた高槻も、ヤリイカとスルメイカの多点掛けに成功。
沖釣りファンのみならず、これから沖釣りにチャレンジしてみたい人も楽しめる30分。お楽しみに。