厳しかった残暑もようやく和らぎ、海は日ごとに秋らしさを増す。磯の上に立っても過ごしやすくなってきた。
いよいよ磯釣りファン待望の秋磯シーズンが開幕する。
今回は熊本在住のアングラー田中貴が地元の海でグレ釣りを楽しむ。田中は日本最大級のグレ釣りトーナメント「グレマスターズ」で3連覇を成し遂げたグレ釣りのトップトーナメンター。田中の数釣りテクニックはもちろん、沖磯での釣りを通して、自然や海、磯釣りの魅力を存分に紹介する。
初日は天草市高浜から出船し、まず一級磯の「九衛門」に上がる。北西風に弱いため、冬はなかなか上がることができないが、夏に60センチクラスのオナガグレが出るポイントだ。しかし、この日は潮が動かずグレの活性が低い。釣れるのはイスズミやアイゴばかり。辛抱して磯際でオナガグレを2尾釣り上げた。午後は「平瀬」という磯へ上がる。ここもシーズン本番になると50センチクラスのクチブトグレが釣れる人気ポイントだ。ここでは35センチのクチブトグレを釣る。
2日目、牛深へ移動して海に出る。
最初は「マネキ瀬」という、牛深の一級磯へ上がる。ここでは田中が数釣りで魅せる。潮の流れを読み、コマセワークでエサ取りの魚をかわしながら連発。形こそ出ないが一気に10尾以上も釣り上げる。そして午後は「沖の平瀬」というポイントへ移動。すると沖にグレの群れ「湧きグレ」を発見。大型のグレが何百、何千匹の群れとなって移動しているのだ。しばらくするとその「湧きグレ」が磯へ近づいてきた。田中は仕掛けを替え、ウキを重くしてフルキャスト!果たして…。
お楽しみに!