今年も5月1日より日本一早い鮎釣りの解禁を迎えた、和歌山県・有田川。このシーズンを待ち望んだ多くの鮎釣りファン達で賑わっている。
今回、友釣りの名手・村田満と森岡達也が解禁直後、初期の鮎を狙う。
5月9日、有田川上流。この日はあいにくの雨。森岡は鳥居橋上流というポイントに入る。水温は13度、午前はまだ鮎の活性は低く、このときの鮎は水深のあるゆるい流れについている。森岡はオトリをつけ流れに送り込み、立て竿で泳ぎを制御しながら探る。すると約12センチの鮎がヒット。この時期、数は多いがまだまだサイズは小さい。この後もこのポイントを釣り上がり鮎を掛けていく。
午後から雨が止む。日が出て水温も上がり鮎の活性が上がりだした。このとき鮎はゆるい流れから流れのある場所へ。流れのある場所にはコケがつき、鮎はそのコケをはみに集まる。森岡はそこへオトリを入れ、次々と良型の鮎を掛けていく。そしてこの日、約40尾の鮎を釣り上げた。
翌日、有田川下流、ワサワというポイントに村田が入る。このあたりは解禁日からたくさんの人が押し寄せ釣られていて、状況は厳しいと村田は言う。目標は3桁と言いたいところだが30尾と少し弱気だ。
早速オトリを流れに入れる。鮎はたくさんいるがなかなか思うように鮎を掛けられず村田はボヤキ連発。しかし流れを探りながらここで約20尾の鮎を釣り上げた。
午後からは本命のポイント、新金屋橋下流へ。ここで勢いづいた村田は釣果を51尾に上げる。最後の一尾は約18センチ。この時期では良型の鮎を釣り上げた。