今回は、エビエサで狙うスズキ&マゴチ!そのスタイルは、古くから釣り人に親しまれてきた伝統釣法。
江戸前の魚と戯れる。
場所は神奈川県横浜・本牧港。そこで、東京湾の釣りを50年近く見守ってきた老舗船宿・長崎屋を訪れた。アングラーは、沖釣りのスペシャリスト・北本茂照と、ルアーマン・高槻慧。
まずは、スズキ。この魚は、ルアーフィッシングではシーバスとして馴染みのあるターゲット。エビエサで狙うスズキは、ルアーで狙うのとは180度違う。狙いのタナに仕掛けを投入してから、ヒットするまで、とにかく静かにアタリを待つ「静」の釣り。そして、ひとたびアタリが出れば、「静」の釣りから一瞬で「動」の釣りへと変わる。ルアーで狙うスズキ釣りに慣れ親しむ高槻も、エビエサスタイルは初挑戦。アタリを待つ間、穂先に全神経を集中させる…すると、見事スズキがヒット!小さなアタリをとらえ、エキサイティングなやりとりに、高槻大興奮!
続いて、マゴチ。エビマゴチ釣りは、コチ20(最初のアタリから20秒待ってアワせる)と言われる程、早アワセ禁物な釣り。しっかりとマゴチが食らい付くかを見極めてからアワせ、ハリ掛かりさせる。その釣趣の良さと、ダイナミックな駆け引きが釣り人を魅了してやまないターゲットだ。
さっそく北本にマゴチの反応が!はやる気持ちを抑え、しっかりと食い込むのを待つ…。息をのむ駆け引きは釣り人を熱くする!
これからいよいよ本格シーズンを迎えるこの釣り。あなたもぜひ、東京湾で江戸前な魚と粋な釣りを楽しんでみてはいかがだろう?