玄界灘のヒラマサをキャスティングで狙う。アングラーはソルトルアーフィッシングのエキスパート、古谷秀之と西野成彦。
初日の朝、福岡県壱岐島近くのポイントへ。キャスティングヒラマサは、ナブラや漁礁を狙うのではなく、水深の浅い瀬周りを比較的大きなトップウォータープラグで狙う。近年、“誘い出し”というネーミングで知られる釣法だ。2人が使うルアーは20cm強のダイビングペンシル。地面を箒で掃くようなロッドアクションで、ルアーが水面直下で緩やかなS字を描くように動かす。
釣り開始直後からバイトがあった。そしてすぐに西野がヒット。海面に水柱が立つ。ロッドが弧にしなる。西野はヒラマサの強い引きを楽しみながらランディング。11kgの大型だった。その後もバイト連発。西野が5kg、古谷が3kgをキャッチした。
午後、潮が上りから下りに変わるとバイトがぱったりと止んだ。ポイントを転々とするも状況は変わらない。日没前、船長が最後の1投を告げる。すると古谷がヒット。上げてみると、型の良いサワラだった。
釣行2日目の午前、風速10mの強風が吹き、出船を見合わせる。この時期。玄界灘の出船率は1週間に2日ほど。中々思うようにいかない。
が、昼前に風がおさまり出船。港からポイントへ向かう道中、2人はあることを気にかけていた。それは、前日の午後の潮で一切ヒラマサが食わなかったこと。案の定、悪い予感が当たり1度もバイトがない。
そこでキャスティングからジギングに変更、漁礁を攻める。そして古谷が3kg、5kg弱のヒラマサを連続ヒット。
どうぞお楽しみに!