今回は、河口、干潟、サーフ、磯、あらゆるエリアから、シーバスを追ったソルトルアーフィッシングのパイオニア・村越正海の４日間に完全密着！

　舞台は熊本県南に位置する・八代市。日本三大急流の一つ、球磨川が流れ、八代海に面した、水の豊かな地域。
まず向かったのは、球磨川の河口部。そこは干潮時になると、河口から八代海にかけて、広大な干潟が広がるエリア。村越が今回、熊本を選んだ理由は、「この干潟でシーバスを釣りたい」という狙いがあったためだ。

　しかし、いざ干潟に入り、キャスティングを繰り返すが、シーバスの反応はおろか、シーバスを釣るための条件の１つ、ベイトフィッシュの姿すら見当たらない…。これでは、干潟にこだわって釣りを続けるには効率が悪い。そこで、河川、サーフ、磯と、ベイトを探し回る事にするが、どこにもベイトフィッシュが見当たらない。困り果てる村越…。

しかし、どこかに必ずシーバスは潜んでいて、釣れる条件があるはずだ。今回はベイトパターンではないと考えた村越は、潮位（潮の流れ）に着目。狙いは、潮が動き始める瞬間。その僅かなタイミングを狙い、磯へと向かう。キャスティングを続ける村越。そして…潮が動き始めたその時…きた！シーバスだ。その翌日も同じタイミングでシーバスがヒット！これは、やはり潮位の変化するタイミングが、今回の釣行の答えなのか？

　その答え合わせをするべく、村越は再びベイトのいない河川にやってきた。潮が流れ出したタイミングでキャスト…。果たして、導き出した答えは正解なるか！？

　事前情報は取らずに、いかに現場の状況を察知し、シーバスがいる場所を特定し、釣っていくか。
「シーバスを釣りたいんじゃない。“シーバス釣り”を楽しみたい。」
そんな村越正海のシーバスフィッシングの楽しみ方が詰まった３０分。お楽しみに。