秋。いよいよ本格的なグレ釣りのシーズンが始まる。
今回の舞台は大分県米水津(よのうづ)と鶴見。北西風の影響が受けにくく釣りがしやすい釣り場として知られる。
10月中旬、グレ釣りのエキスパート田中貴と武田一平が米水津のサズリという磯へ上がった。田中は2006年からグレマスターズ3連覇を果たしたバリバリのトーナメンター。武田はグレ釣りはもちろん、チヌ釣りも得意で2010年スーパーバトルカップチヌで優勝。
九州在住の田中にとって大分の磯はグレ釣りの基本を学んだなじみの磯である。サズリは潮通しがよいポイント。足下を見ると無数のエサトリと共にグレの姿が…。まず田中は0号のウキと1.75号のハリスにG5を2個つけ様子を見る。仕掛けが潮になじむと、すぐにグレが食ってきた。田中と同じ仕掛けで挑む武田もヒット。朝から入れ食い。この日は30cm~40cmクラスのグレが30尾以上釣れた。
二日目は鶴見の小鼻(コバナ)という磯へ。目の前に本流が流れそれに引かれる潮との合流点を攻める。2人は前日よりも太い2号のハリスに変えて良型を狙う。開始間もなく2人の竿が弧を描く。この日も爆釣。笑いが止まらない。またグレ以外にもイシダイやカワハギ、イサキなど多彩な磯の魚が顔を見せた。
グレ釣り、そして磯の魅力が詰まった30分。
どうぞお楽しみに!