夏真っ盛り!鳥取県日野川で最盛期の鮎釣りをお送りする。
アングラーは有岡只祐と瀬田匡志。有岡は、アユマスターズ2010で3位入賞、瀬田はアユマスターズ2009で優勝、2010で3位入賞を果たし、ともに乗りに乗っているトーナメンターだ。
初日、地元在住の瀬田が荒い瀬を攻める。開始早々、2尾を掛けるもバラシ。追いが悪いのか、針が深く刺さらない。瀬田は、針先がしわり系の針からストレート系の針に変更。ストレート系の針は、野鮎がオトリ鮎に触れた瞬間に掛かりやすい。そして20cmクラスの良型を連発する。体色が黄金色に輝き、どれも美しい鮎。瀬田曰く日野川の鮎は、海から遡上した鮎を下流で汲み上げ放流しているとのこと。
夕刻、瀬田は水深のあるポイントで竿を出す。首まで水に浸かる豪快な釣り。「誰も攻めたがらないポイントを釣るのが好き。絶対に良い鮎が残っている」という瀬田は、その言葉通り竿が満月にしなる良型を連発する。
2日目、有岡は水深が膝下まで浅い瀬を攻める。多くの釣り人が既に竿を出している場所をどう釣るのか。「軽い竿を使って、フットワークも軽く多くのポイント探ることが釣果を上げるコツ」という有岡。開始しばらくは目印が動かず苦戦。日野川では表面に艶のある黒い石を狙うのが定説。有岡はそれまで黒石を狙っていたが、ざらざらした赤石に狙いを変更。すると入れ掛かり。「定説にとらわれす視点を変えれば釣れることも多々ある。」
その後、平瀬、チャラ瀬などを転々としながら20cm前後の良型鮎を次々と釣っていく。豪快な釣り、テンポの良い釣り、今旬のトーナメンターが魅せる最盛期のアユ釣りをお楽しみください。