桜前線の訪れと共に、釣り人が待ちわびたシーズンがやってくる。それが、春ののっこみマダイだ。のっこみとは、産卵のため魚が深場から浅場へと移動してくること。魚が産卵に備えて体力を付けようと荒食いするため、当たれば爆釣することもあるのだ。
今回、シーズンの訪れを聞きつけ、船釣りのエキスパート3名が静岡県は西伊豆・土肥に集結。マダイを愛してやまないプロフェッショナルアングラー・大塚貴汪。そして、大塚とは師弟関係の早川友治と松永直己だ。大型が期待できるこの時期、やはり目指すは大型のマダイと意気込む。
この釣りで大切なのは、付けエサとコマセを同調させること。のっこみ期のマダイは、荒食いするというイメージが強いが、時にナーバスになる。そのナーバスになっているマダイに不信感を持たせずに食わせることが重要なのだ。それには、潮の流れや濁りなどから状況判断し、正確なコマセワークが要求される。
いよいよ実釣開始。この日は潮の濁りがきつく、仕掛けを投入しても底からマダイがなかなか上がってこない。この状況に3人はどのような戦略を立てて行くのか?
エキスパート達の戦略が詰まった30分。お楽しみに。