今回は、カジキ釣りにこだわり続ける、男たちの壮絶なドキュメント。
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昨年の夏、静岡県下田と御前崎の海で30lb.という細いラインで100kgを越えるカジキを釣り上げたダイワとのワークスチーム、プレデーターFCが今年も帰ってきた。前回、スピニングタックル30lb.ラインでの挑戦を果たした彼らの今年のテーマはスピニングタックルの限界への挑戦。
昨年スピニングリールでおよそ100kgのカジキを釣った経験を元に開発を進め、新たなるタックルを生み出した。そのタックルはなんと主に近海ジギングで使用するという、カジキを相手にするには異例のライトタックルだ。その開発に携わったのは、昨年アングラーとして自らカジキを釣り上げた永山剛史。そのファイトを肌身で感じた経験とデータを持ち帰り、作り上げた最新のリールの力は発揮されるのか?
今回も下田と御前崎の2大会の模様をレポート。
下田で行われたJIBT(日本国際ビルフィッシュトーナメント)は100近いチームが集まる日本最大級のカジキ釣りトーナメント。
今年は水温も高くカジキも多いとのこと。スタートフィッシングの合図と共に100艇がフルスロットルで大海原に駆け出す。
昨年から導入された30lb.ラインカテゴリーは、大会で使用される中で最も細いライン。よって30lb.で釣ることが出来れば、高得点が入る。しかしラインが細い分、全ての動きに細心の注意を払わなければならず、レベルの高いチームワークとテクニックが必要となる。
ダイワ+プレデーターFCがカジキを掛けたのは2日目。推定100kgのカジキを掛けたと思ったが、目の前まで寄せリーダーを掴もうとしたその瞬間、カジキが水しぶきを上げ激しくジャンプ!リーダーを掴んだキャプテン青島の手が弾かれてしまうほどパワフルなカジキだ。
アングラー永山は限界までドラグを掛けプレッシャーを与えるがなかなか弱らない。日も傾き4時間を越えるロングファイト。果たして釣り上げることが出来るのか!?
更にその1ヶ月後の御前崎大会では、これまで見たことも無いような超巨大カジキがヒット。再びのロングファイトにチームはどう立ち向かうのか?最新のタックルで挑む迫力のファイトをどうぞお楽しみに!