初夏…。
暖かく柔らかな日差しを浴びながら、青々とした木々が芽吹き出す新鮮な酸素を吸う。BGMは、野に棲む生き物たちの大合唱。
自然の中に身をゆだね、心地よい癒しのひと時を与えてくれる。それが、野池のヘラブナ釣りの醍醐味だ。
場所は、自然豊かな山梨県・甲府市に広がる、千代田湖(正式名称は丸山貯水池)。山上湖という事もあり、周囲
は木々に囲まれた、美しい景観が特徴。
また、甲府市内からもほど近く、交通の便も良いことから、地元の人はもとより、古くから、多くのヘラブナ釣り師たちを魅了してやまない湖だ。
そんな湖にやってきたのは、この湖に魅了された釣り人の一人、生井澤聡。若手ながらも、その技術、知識、そしてなにより、ヘラブナ釣りにかける“愛"は人一倍強いという男。そして、千代田湖は初挑戦、ヘラブナ釣り歴5年弱の女性釣り師、今井寿美礼の二人。ともに、自然を満喫しながら楽しむ事が出来る、いわゆる“野釣り"を好んでいる。
この日ものんびりゆったりと、自然に癒されながら釣りをしていこうと、準備に取り掛かる二人。選んだポイントは、水深5mほどのエリアで、エサのうち返しも少なく、じっくりと楽しむ事が出来る、底釣りで始めることにした。
穏やかな湖にボートを浮かべ、釣り糸を垂らす。心地よい、癒しのひと時を是非、体感してください