今シーズン、好調な釣果を上げているマルイカ。今後は最盛期に向けて、水深50メートル前後の中深場釣りだ。
場所は剣崎の間口港。そこへやってきたのは、沖釣りのスペシャリスト、大塚貴汪と宮澤幸則の2人。午前7時出船。ポイントは城ヶ島沖だ。この日は、前日のシケのためか、イカのさわりがもろく、より繊細な釣りが求められる。
いざ実釣開始。2人とも最初は枝糸にスッテ(イカ用疑似餌)を結んだ、ブランコ仕掛けからスタート。そして、状況に応じて直結や直ブラに変えて、イカの掛かりでスッテの色を選んでいく事に。というのも、この釣りで使われるスッテには様々なタイプのカラーがあり、それらをどのように組み合わせ、どのカラーを選択するかで釣果が大きく左右する。これがこの釣りの最大の醍醐味だと宮澤は言う。
実釣開始から間もなく、大塚にヒット。続いて宮澤。どうやら、おとしなし目の色のトーンのスッテに乗るようだ。今回はこの色が狙い目だ!…と思いきや、一転アピールカラーにヒット。このように、こちらの思い通りにはならないゲーム性が難しくもあり、醍醐味でもあるのだろう。
今回、釣果が伸び悩み苦戦する中で、どのように2人はマルイカにアプローチしていくのか?
エキスパートの、状況に合わせた妙技を、とくとご覧あれ!!