ヤップ島。あなたはその名を聞いたことがあるだろうか？どこにあるのか知っているだろうか？

ヤップ島は太平洋に浮かぶミクロネシア連邦の一部。伊豆半島から真南におよそ３０００キロに位置する南国の離島。

島をぐるりと囲むリーフの周りには、美しい熱帯魚やマンタなどが泳ぎ、ダイビングのスポットとして知られている。

しかし、フィッシングポイントとしてはまだ無名。そんなヤップ島にいち早く目を付けた男がいた。村越正海、ソルトルアーフィッシングのパイオニアだ。今回は未開の地、ヤップ島の海を舞台に村越がＧＴゲームに挑戦する。

現地のキャプテン、アレックスさんの案内でリーフの外側のポイントに着くと、青い空、青い海に向かってポッパーを投げる。スレていないヤップの魚に対して効果的なのはとにかくルアーを目立たせること。鮮やかな緑色のポッパーが激しく水しぶきを上げる。すると突如、海面に大きな魚体が飛び出した！「来た！ＧＴだ！」思わず村越も声を上げる。

その勢いは止まらない。野性味溢れるヤップのＧＴはポッパーを見つけると束になって食いついてくる。その数およそ８尾はいたであろう。

ＧＴの他にもカスミアジやアカマスやハタなどの根魚まで、ノンストップの大爆釣！これまで様々な国の釣りを経験した村越でもヤップの自然の豊かさには驚きを隠せない。

釣りの合間に村越は島内の村を訪れ交流を深める。村人達が振る舞うフルーツや魚料理、伝統的なダンス・・・

未開の地ヤップ島。そこは間違いなく釣り人の夢が詰まった宝島だ。