いよいよ本格シーズンに突入した鮎の友釣り。今回は、鮎釣り界の帝王の名を欲しいままにし、最近はタレントとしても活躍する村田満が、高知の名手・有岡只祐とともに、有岡の地元・高知を流れる清流・仁淀川で竿を出す。
6月23日午後1時すぎ、仁淀川に到着した村田。川に入る前からやけにテンションが高い。聞くと3日前、富山県の神通川で竿を出し、なんと152尾を釣り上げたという。今回はその勢いのまま高知に乗り込んできた。一方の有岡は解禁日に仁淀川で139尾を釣り上げている。果たして今回、そんな豪快な入れ掛かりシーンが見られるのだろうか。
午後2時、二人は柳瀬というポイントに入った。そしていきなり有岡が掛ける。竿が大きく弧を描く。なかなか馬力のある魚だ。じっくりとためてから抜く。釣れたのは追星が真黄色の綺麗な魚だ。
そして、その後も次々と釣り上げていく有岡。しかし村田は大苦戦。アタリはあるもののハリ掛かりしない。掛かってもバラしが多い。オトリ鮎が代わらず。泥沼状態。ボヤキが止まらない。
今回村田が手にしている竿は、流れの強い瀬で大型の鮎を釣る硬い調子のもの、シーズン初期の小さな鮎が相手だとどうしても釣りづらい。それでも強い流れでの良型を想定して用意してきた。一方の有岡は柔らかい調子の竿。小さな魚でもしっかりとハリを食い込ませ数を稼いでいく。
初日は3時間竿を出して有岡24尾。村田は苦戦しながらも、最後は鮎の居場所を見つけ18尾まで盛り返した。
2日目。前日夜に激しく雨が降り、入る予定にしていた伊野の瀬は40センチの増水。濁りも入り仕方なく上流のバイパス区へ移動。しかし川は浅く流れも強くない。鮎を求めて転々とポイントを移動しながら釣っていく。そうして最後にもう一度、伊野の瀬にくると「やっぱりココや!」村田が吠える。村田の竿にうってつけの流れになっていた。最後の最後、ようやく村田節が炸裂する。
場所/ポイント | 高知県仁淀川 | ||||
出演者 |
村田 満(むらた まん) 有岡 只祐(ありおか ただすけ) |
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タックル図 |
----- 使用タックル -----
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