釣れない魚の代名詞と言われるサクラマス。一生出会えないことも珍しくない。だが、苦労を承知で、憧れのサクラマスをその腕に抱きたいと願う釣り人は、後を絶たない。
少し遅めのサクラが咲く頃、東北岩手の渓流にも春が訪れる。
川で生まれたヤマメが海で育ち、生まれ故郷の川にサクラマスとなって帰って来る。
そんなロマン溢れる魚・サクラマスを追って28年になる「孤高の釣り師」本波幸一が、今年もまた、春の使者サクラマスに挑む。
今年は4月後半に入り水量が増え気温も上昇し、コンディションはいい状態だと話す本波。「誰よりも早くポイントに行き、一番に竿を振らないと釣れない」そう言いながら夜明け前には釣り場に入る。
ライバルが多い中、ベストポイントを確保出来なければ、釣りにならない。だから、早起きして釣り場に立つ。
午前4時半、実釣開始。
ここでの釣り方は川の流れにルアーを乗せながら障害物に身を潜めるサクラマスの目の前を通すというのが基本。しかし、相手は釣れないことでも有名なサクラマス。そう簡単には姿を見せない。
そこで、ポイントを次々に移動する作戦に切り替える本波。道もない崖を降り、草を分け入り、岩盤に行く手を阻まれながら、サクラマスが付いていそうなポイントを探っていく。
そして、ついに隣の釣り人がサクラマスを釣り上げた。ついに魚影を見た!チャンス到来か?!
果たして、白銀のサクラマスに出会う事ができるのか…。
サクラマスを追って、かけずり回った5日間の全記録。お見逃しなく。
場所/ポイント | 岩手県北部の河川 |
出演者 |
本波 幸一(ほんなみ こういち) |
タックル図 |
----- 使用タックル -----
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