桜が咲き始める3月末~4月にかけて、へらぶなの「のっこみ」が始まる。
関東の中でも巨大ヘラブナが釣れることで有名な亀山湖でもこの時期、のっこみシーズンを迎え、多くのヘラブナが産卵する様子“ハタキ”を見ることができる。
そんな亀山湖を訪れたのは、亀山湖に通い続けて今年で9年目となる生井澤。一昨年、この地で50cmの大型を釣り上げた生井澤だが、更なるビッグワンを目指して毎年欠かさず足を運び、その年ごとの記録をノートに綴っている。
3月27日---。
例年3月末にのっこみがあるというデータの元やって来たのだが、朝の気温は0度近く、水温は10度ほどしかないという厳しい寒さ。
始めに生井澤が向かったのは、大型のヘラブナがよく釣れるという亀山湖の一級ポイント砂淵。のっこみが始まっていると、数えきれない程の“ハタキ”が見られる場所だが、この日は寒さのためか、まったくその気配がない。昼になり、ポイントを移すが、やはり“ハタキ”はなく、釣れるのは小ベラばかり…。
二日目もさらに寒さは厳しくなり、状況は悪化。残念ながら最後まで大型ヘラブナを釣り上げることはできなかった。
それでも諦めきれない生井澤、4月6日、再び亀山湖へ。するとあれほど静かだった砂淵で数えきれないほどのヘラブナのハタキ。しかも水面に見えるヘラブナは大型ばかり。
意気揚々と竿を出す生井澤は徐々にペースをあげ、良型の40cmヘラブナを釣り上げるが、「亀山ではまだまだ小さい」とさらなる大物を狙う。
そして、夕方・・・、
納竿間際、最後の一投。ウキが消し込み、竿が大きくしなる。生井澤の手にも確かな手応え・・・果たして50cm越えなるか!?
場所/ポイント | 千葉県 亀山湖 |
出演者 | |
タックル図 |
----- 使用タックル -----
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取材地連絡先 | おりきさわボート 0439-70-7025 |