奄美大島。鹿児島から南へおよそ380kmに位置するその島は、エギングのパラダイス。近年のエギングブームで更に注目を集めているスポットだ。

そんな奄美大島に降り立ったのが、エギングのエキスパート、宮澤幸則。そして奄美大島在住のルアーフィッシャー池秀平が迎えてくれた。

東京、羽田空港からの直行便に乗れば、昼前には奄美に着き、すぐ釣りが始められる。この日も着くやいなやポイントへと向かい、２人は竿を出す。あいにくの雨模様となったこの日の釣果は宮澤の１杯のみ。しかもベビーサイズだった。

しかし、何より驚いたのは地元、池の釣り方だった。１、２回投げアタリが無ければすぐ移動。ドンドンと海岸線を進んでいく。一方の宮澤はポイントを絞り回遊してくるアオリイカをじっくりと待っている。するといつの間にか池の姿が見えなくなってしまった。

宮澤「あれ、池さんどこ行っちゃったの？」そう、これこそが奄美大島のスタイル、「ラン＆ガン」なのだ。

翌日、宮澤も池に倣いラン＆ガンでポイントを広く探る。すると、宮澤の竿が大きくしなる！

春から産卵期を迎えるアオリイカは１年を通して最もサイズが大きくなる。奄美の雄大な自然の中、引き込まれそうなほどの重たいアタリをラン＆ガンスタイルで体験してみては“イカ”がだろうか？