今回はチヌ釣りの本場瀬戸内海で、乗っこみの走りのチヌをフカセで狙う。アングラーは、スーパーバトルカップチヌ2005の優勝者・木村公治。この釣り一筋16年のエキスパートである。
釣り場となる広島県奥ノ内湾には、大小無数の島とカキの養殖イカダが約600基浮かぶ。チヌは、冬の間餌場となるカキイカダに付き、春の産卵期になると浅場の藻場へ移動する。絶好のチヌ釣りフィールドだ。
初日のポイント鈴鹿島は、水際から約20m沖までゴロタ石の浅場が続き、その先は一気に落ち込んでいる。ゴロタ石の間には藻がびっしりと生え、チヌはその中に潜んでいる。水深は約10m。木村は、ウキ下を2ヒロ半(約4m)に設定し藻際を流す。チヌは底というイメージが強いが、藻やゴロタなど障害物の周りでは浮き上がることも珍しくない。
しばらくすると棒ウキが海面下に沈む。チヌだ。銀色の鱗が眩しい一尾をキャッチ。この勢いで連発!と意気込む木村。が、アタリが続かない。3ヒロ、6ヒロ・・・と一投ごとにタナを変えてチヌの居場所を探す。そして4ヒロ半で2尾目をヒットさせた。
やがて陽が射し、水温が上昇するとチヌの活性が一気に上がる。木村は藻際で連発、合計9尾を釣り上げた。
2日目は小情島(コナサケジマ)。このポイントは藻が少ないが、約25m沖に駆け上がりがありそこにチヌがついている。木村は餌を動かしチヌの食い気を誘う。すると、竿がギュンとしなり、チヌが食ってきた。
どうそお楽しみに!!!
場所/ポイント | 広島県呉市奥ノ内湾 | ||||||
出演者 |
木村 公治(きむら こうじ) |
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タックル図 |
----- 木村 公治 使用タックル -----
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