凛とした冬の空気。吐く息は白く、手はかじかむ。そんな中、今回は冬場の攻略が難しいと言われるへらぶな釣りに挑戦。

舞台はこの時期でも多くの巨大なへらぶなを放流している管理釣り場、埼玉県の隼人大池。その大きさなんと２kgオーバー！しかも前日に放流したばかりとあって、魚は元気一杯！

期待に胸を膨らませやってきたのは田口力也と、関根邦彦。二人共長年へらぶな釣りをしてきた実力者だ。

午前６時半、まだ日も昇り切ってない薄暗い頃から釣りの準備を始める。朝の気温はなんと０℃！エサを作る手も震えるが、彼らの表情は「早く釣りをしたい！」というワクワク感に満ちていた。

２人は段底と、浅だなという深さの違う釣り方に分かれて実釣スタート。

田口は今回段底を狙うのに適したDZ地底花という新しいエサを使い、底の方にいるへらぶなを狙い、関根は浅だなを狙うのに適した浅だなスペシャルという竿を使い巨大へらぶなを狙う。

前半、ペースを掴んだのは関根。動きに無駄のない竿をうまく使いこなして、次々と良型のヘラブナを釣り上げていく。
日も上がりお互いに会話をしながら、穏やかな雰囲気の中、エサの効果もあり徐々に釣果を上げ始めたのは段底を狙っていた田口。３０cm近くある大型のヘラブナも上げるなど狙い通りの釣果をあげる。

お互いに自分の狙いの釣り方で、厳寒期に食い渋るへらぶなの攻略テクニックを披露する。