2008年12月6日

釣れづれなるままに 大塚一人旅 南知多編

函館編に続き、大塚貴汪の気ままな一人旅。第二回目の今回は愛知県の南知多町に旅に出た。

南知多は日間賀島、篠島という2つの島を持つ知多半島最南端の町で、この地方は昔から一尾の魚を大切にしてきたという歴史や文化がある。

そんな歴史に触れようとやってきたのが、南知多の町郷土資料館。ここには昔漁などで使われていた漁具が展示されていて、その中でも大塚の目を引いたのが小女子(コウナゴ)すくい漁のタモ。小女子など小さな魚の漁をする時でも魚に傷ができるだけつかないようにという、魚を大切にする文化が感じられるようだった。


翌日大塚が訪れたのは片名港。そこで待っていたのは一本釣りの名手、坂下船長。坂下船長と共に一本釣りの漁に同行させてもらう。

坂下船長に見せてもらったのは南知多伝統の一本釣り漁。50cmオーバーのマダイを次々と釣りあげる坂下船長。それを見ていた大塚も釣り師の心を刺激され竿を出す。釣り方は一本釣り漁から生まれたウタセマダイという釣法。見事マダイを釣りあげ、伝統あるウタセマダイの気持ちの良い引きを堪能する事ができた。


その後大塚が向かったのは南知多町の島、日間賀島。

ここ日間賀島ではフグやタコの漁が盛んで、島のあちこちにフグ料理の店や、フグのマンホールまである。南知多とはフグ漁が盛んな町なのだ。こんな南知多では数年前ようやくフグ釣りができるようになった。その船は釣ったフグを食べられるように処理までしてくれる松新丸。
乗り込んで、1時間ほどでポイントに到着。開始して数分で30cm程の良型のヒガンフグを釣り上げる。その後も次々と釣り上げ、夜は松新丸の松下船長、ウタセマダイの坂下船長と共にフグ料理を堪能。

2人の船長から南知多の釣りや漁の話を聞き、「魚を大切にしてた文化があるからこそ、遊びの釣りも今のように楽しむことができるようになった」こんな事を感じた旅だった。


詳細情報

 
場所/ポイント 愛知県南知多師崎・日間賀島
出演者 大塚 貴汪(おおつか たかひろ)
タックル図
----- 大塚 貴汪 -----
ウタセマダイ
ロッド
極鋭73 200II
リール ミリオネアICV 100R
ショウサイフグ
ロッド A-トリガー カットウ
リール IT's ICV 150R号