「秋磯はエサトリとの戦い。いかにエサトリをかわすかが釣りのカギ」
山元八郎と鵜澤正則は口を揃えて言う。今回は2人のグレ釣り名手がとっておきのエサトリ攻略術を披露。アイゴ、ダツ、イズスミなど手強いエサトリを相手にどんな釣りを見せるのか?
舞台は長崎県佐世保市の西の沖合いにある江島。周辺の海域は五島灘と呼ばれ、知る人ぞ知るグレ釣りの穴場。連日、40cmオーバーの良型が出ている。
10月16日、山元と鵜澤は江島の沖に浮かぶ大瀬に上がった。ポイントの水深は浅く深いところでも約7m。河のような本流が流れ雰囲気は良い。1投目、山元が掛けるも、根に潜られてしまう。鵜澤も1投目でヒット。やや水深のある船着きで釣っていたため難なく取り込めた。40cmを超える口太グレ。
暫くすると厄介なエサトリが現れる。アイゴ。鵜澤いわく「グレを散らしてエサを食い漁る最も手強いエサトリ。」アイゴの周りにグレがいるとにらんだ鵜澤は、撒き餌が溜まりアイゴが集っている潮の合流点から、少しずらした位置に仕掛けを投入。するとウキが勢いよく消しこみ、47cmの良型をゲット。
一方、浅瀬に手を焼いていた山元は、掛かった瞬間に魚を浮かせ沖から強引に寄せる。そしてこの日最大の49cmが釣れた。
翌朝、江島きっての磯と評判の高い三瀬に上がった。潮が満ちると海の中に沈んでしまうため、釣りができる時間はたったの2時間。仕掛けを入れた途端、イズスミの猛攻に合う。山元は足元に撒き餌を打ち、イズスミを寄せる。そしてこぼれたエサを本命グレが沖で食うであろうと考え、沖にツケエサを投入。この分離作戦が見事にはまり、48cmをゲットした!
場所/ポイント | 長崎県江島(えのしま) |
出演者 |
山元 八郎(やまもと はちろう) 鵜澤 政則(うざわ まさのり) |