2008年7月12日

夢よふたたび!対馬暖流が育む豊饒の島で、超大型マダイに挑む!

「日本には数多の磯釣りフィールドがあるが、大型マダイを狙って釣れる場所はそうは無い。」磯釣りのエキスパート鵜澤政則は言う。「飛島は80cm、90cmオーバーはもちろん1mオーバーも夢ではない。」2005年10月、鵜澤は飛島の沖にある烏帽子(エボシ)群島で自己最高記録となる88.5cmを上げた。そして約2年半後の2008年6月、さらなる大物を求めて再び飛島を訪れた。

山形県酒田市の北西39kmに浮かぶ飛島。周囲約12km、人口は約200人。そんな小さな島でありながら、長崎県の男女群島や五島列島と並び称されるほど磯釣りの世界では有名である。対馬暖流のただ中にある飛島は、魚影がすこぶる豊かで次にマダイの日本記録が出るならここしかないと多くの釣り人が信じている。 初日、鵜澤は鵜島(ウジマ)と呼ばれる磯に上がった。傍らには徳島のグレ釣り師、山元隆史がいた。山元は飛島はおろか東北の磯を訪れるのは生涯初めて。期待が膨らむ。 第1投。2人は道糸3.25号とハリス2.75号〜3.25号の太仕掛けで挑む。しばらくするとエサトリのフグが沸いてきた。例年この時期の飛島は、コマセに尋常でない数のフグが群がり釣りにならない。が、幸いなことにこの日は数が少ない。安心して釣りを続けるも、今度は潮が動かず食う気配が感じられない。午後5時。何もないまま1日が過ぎようとしていたその時、突然鵜澤の竿がしなる。マダイか?しかし、根ズレでラインブレイク。あまりに突然の出来事だったので、鵜澤も気持ちに余裕が無かった。

2日目。緩慢な潮が時折、右に左に動く。そのわずかなチャンスに掛ける鵜澤と山元。そしてまず山元が一尾をヒット。45cmのマダイ。立て続けに2尾目。海面にゆっくりと上がってきたマダイは、タモ網からこぼれ落ちそうな大型だった。71cm、4kgオーバー。 超大物の気配は濃厚。鵜澤の集中力が研ぎ澄まされる。2年半前の再来、なるか? ミニコーナー・フィッシングジオは知られざる夜の水族館を探検!お楽しみに。

詳細情報

場所/ポイント 山形県飛島
出演者 鵜澤 政則(うざわ まさのり)
山元 隆史(やまもと たかし)
タックル図
----- 鵜澤 政則 -----

----- 山元 隆史 -----

取材地連絡先 勝浦荘0234-96-3151