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2005年6月18日
 
 
水野裕子のリバースケッチ・淀川
〜 瀬田川〜宇治川〜淀川 〜


 滋賀、京都、大阪を結ぶ淀川。長さは75km。利根川や多摩川などの主要河川と比べるとかなり短い。でも、淀川にはどんな川にも負けない様々な表情がある。今回は、淀川は初めてというゆうちゃんが、釣りをしながら淀川の上流から河口まで旅をする。自然を見つめ、地元の人たちとふれ合い、彼女なりの淀川を見つける。

 淀川の最上流は瀬田川。琵琶湖から唯一流れ出す川だ。瀬田川は庶民の味シジミの産地。そんな一面を旅人に知ってもらうため、川ではシジミ漁体験を行っている。ゆうちゃんもシジミ漁を体験。
 瀬田川は京都に入ると宇治川に名を変える。5月末に鮎釣りが解禁した宇治川で、ゆうちゃんは生涯2度目の友釣りにチャレンジ。悪戦苦闘しながらも、宇治川の名手に手ほどきを受けなんとか3匹をゲット!釣りの後は、宇治川に川床を出す老舗料亭で鮎づくしをいただく。ゆうちゃんは幸せ満面の笑顔でペロリと平らげた。

 翌日は、宇治川を下り淀川へ。淀川にはワンドと呼ばれる生き物のオアシスがある。ゲンゴロウブナやヨシノボリ、天然記念物のイタセンパラなどいろんな魚が生息している。ゆうちゃんはワンドの自然に詳しい専門家といっしょに自然観察。小さな生き物たちの豊かな世界に触れる。その後、ワンドでタナゴ釣りをしていた家族に出会う。竿をちょっと拝借し、みんなで素朴なタナゴ釣りを楽しむ。

 「淀川にはいろんな人たちが愛着を持って関わっていたんですね」 旅の終わり、彼女はそう実感した。

水野裕子のフィッシングロケ日記 2005年6月放送分

 ついに水野裕子、「ザ・フィッシング」初の関西上陸を果たし、淀川を、源流の琵琶湖から河口までをたどりながら、釣りをすることができました。

 淀川のイメージといえば、大阪という大きな都市を流れる川なのであまりきれいなイメージを持っていなかったのですが、思っていた以上に瀬田川、宇治川、淀川はいろいろな景色、表情を見せてくれました。

 自分自身も川の近くで育ったので、川沿いに暮らす人たちそれぞれの川に対するあたたかい愛情を、「あ、分かるな」としみじみ感じることができました。

 環境の問題は難しいですが、人の愛情で川を変えていくこともできると思うし、守っていくこともできると思います。魚のためにも一つ一つ気をつけていろいろやっていきたいですし、何よりも一つの川の中にたくさんの生き物がいて、営みがあることを改めて実感することができました。

 これからはただ漠然と釣りをするだけでなく、釣りと釣りができる環境に感謝しながら、海や他の川の流れも見つめてみたいと思います。


● 出演者: 水野 裕子(みずの ゆうこ)

● 取材地連絡先: 瀬田しじみ遊船組合
077-537-0939
宇治川漁業協同組合
0774-20-8181
宇治市観光協会
0774-23-3334
鮎宗
0774-22-3001
大阪市水道局水道記念館
06-6324-3191〜2