奥の院 約2キロにわたる参道沿いに無数の石塔が立ち並び、一番奥には空海が今も瞑されている御廟がある。空海は62歳の時、座禅を組み、手には大日如来の印を組んだまま、永遠の悟りの世界に入り、今も高野山奥の院で生きていると信じられている。「死去」と言わず「入定」というのはそのためである奥の院参道に沿って並ぶ石塔の数は10万基とも20万基とも言われ、皇族から名もない人々まで、競ってここに墓碑を建立し、この石塔群が形成された。