岩田川と石船川の合流点にある滝尻王子は
熊野の霊域の入り口とされている。
滝尻王子は熊野九十九王子のなかで特に格式が高い
「五体王子」のひとつとして人々に崇拝されている。

滝尻王子から山道を歩きおよそ２時間半、
神秘的な景色が広がる高原。
秋から冬にかけては美しい雲海が広がり早朝には霧が美しい。

箸折峠の近くにある高さ50cm程の小さな石像。
牛と馬の2頭の背中の上に跨った像である。
熊野行幸を行った花山法皇の旅姿を模して明治時代に作られたとされる。

熊野詣の人々の喉を潤したという名水で、
日本名水百選に選定されている。
野中の清水は現在も地元の人たちの
貴重な飲料水・生活用水として使われている湧水。

熊野古道の継桜王子境内の樹齢800年以上の杉の巨木。
南向きだけに枝を伸ばしていることから「野中の一方杉」と
呼ばれており、県の天然記念物。南にある熊野那智大社に
向いて枝を伸ばしているので、一方杉と呼ばれている。

１０００年の歴史がある檜で作られた笠。
雨よけ、日よけになり、軽く疲れないと様々な人たちに
愛用されている。
しかし今や作るのは、今年８９歳になる芝安男さんのみ。
後継者もいなく、１０００年の歴史が終わる危機に直面している。

日本最古と言われる湯の峰温泉地区にある小さな温泉。
世界遺産で唯一入れる温泉として登録されている。
つぼ湯の入浴には大人７５０円が必要。

全国に３０００以上ある熊野神社の総本宮
熊野本宮大社の旧社地大斎原には日本一大きい鳥居が
そびえる。

深く険しい山々、その山間を流れる熊野川。
近寄りがたい大自然とそこに秘められた信仰と歴史の地「熊野」 「熊野三山」への参詣者達が舟運を利用していたことから
「川の参詣道」として世界遺産に登録され川舟下りが復活。

運航期間：3月1日〜11月30日　所要時間：1時間30分
午前9:30集合 10:00出航
午後2:00集合 2:30出航(10〜3月は午後2:00)
≪正午便≫【土・日・祝日のみ】
午前11：30集合　午後12：00出航

熊野三山の一社、夫須美・速玉の二神を祀り、室町時代に 皇室と足利義満公が奉納したと伝えられる社宝１０００ 余点を収める
神宝館がある。

勝浦温泉の源泉と呼ばれている島の温泉で全室海に面し、
島全体は緑の植物園、山上展望台までの遊歩道の散策、
頂上からは太平洋を一望、眼下には紀の松島が眺められます。
また、磯遊びや魚釣りなども楽しめます。
圧巻は、潮騒を聞きながら浸る露天風呂”紀州潮聞之湯”

仁徳天皇の御世に創建された古社。
無病息災、長寿、所願成就などにご利益があるとされており、
熊野三山の中で最も熊野権現造りの風格を伝える。
那智山中腹に建ち、周囲を包む山の緑とは対照的な
朱塗りの社殿が 神聖な雰囲気をかもしだしている。

那智山に多数ある滝のうち、一の滝が那智の大滝と
呼ばれている。 絶壁を切り裂くように落下する滝は高さ１３３ｍ、
滝幅13ｍ、滝壷の深さ10ｍ以上。毎秒１ｔ以上もの水量は
「日本一の大滝」にふさわしい迫力。遠くから眺めると、
付近にある朱色の三重の塔と見事に調和しており、
より美しい景観が楽しめる。