売れない脚本家で仕事も収入もないが、性欲だけはある柳田豪太（風間俊介）、42歳。妻のチカ（MEGUMI）にセックスを誘っても断られ続けている。母・佳子（熊谷真実）から祖母が亡くなったと聞き、葬儀に参列した豪太たち。精進落としの場で和やかにご飯を食べていたが、いつものように豪太を褒める佳子とチカの言い合いが始まる。そんな二人を尻目に、従姉妹の公子（内田慈）がその場を離れたことに気づき、後を追う豪太。喫煙所で、公子との他愛もない話を楽しんでいると、父・作郎（近藤芳正）たちが「チカと佳子を止めろ」と呼びにやって来る。

慌てて戻ると、二人は収拾がつかないほど大喧嘩し、チカが「マジでやばいわ、この家族！」と捨て台詞を吐いて帰ってしまう。豪太も夫婦のことに首を突っ込む佳子にキレてその場を出ていく。葬儀の後、チカが1週間以上口を聞いてくれず、柳田家に完全に愛想を尽かしたのでは…と恐れる豪太。そんな中、チカから突然、「話がある」と言われ…。