審議会内容
◆番組種別について
◆特別番組の実績及び予定について
◆番組合評
「旅は道ズレ!千原せいじの関西トゥクトゥク旅」
2023年3月18日(土)18時58分~20時54分 放送
放送内容の合評
<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)
・丹波篠山という、ドライブで行ける距離の場所だったので興味深く見た。特に印象に残ったのは空から撮影された風景。町の様子がよくわかってとても良かった。丹波篠山というと黒豆が浮かぶが、あんなに素晴らしいところがあるとは初めて知った。行ってみたい。
・トゥクトゥクのローカル感が町の雰囲気に合っていた。実際にいろんな人に乗ってもらって地元の魅力的な場所や食べ物を紹介していくコンセプトは良かった。ただ、出演者が声をかけて地元の人にトゥクトゥクに乗っていただく過程で、番組のために乗らざるを得ないのではないかと見ていてちょっと気になった。
・トゥクトゥクの説明をもう少し詳しく聞きたかった。町についての情報の振り下げ方が浅く、内容が単調になってしまっていてもったいないなというのを感じる。乗せた人や行った場所、一つ一つをもう少し的を絞って振り下げたほうが、この番組の個性が光ったのではないか。
・旅番組特有のきれいな映像で丹波篠山や串本が紹介されていたので、その部分は楽しく見た。しかし2時間は少し長い。旅をしながら地元の人に話を聞くという似た番組が浮かんでしまうので、そういった番組との違いを打ち出すことができればもっと面白かったのではないか。
・地元の高校や、かかしの里、25年ぶりに地元で生まれた赤ちゃんの家庭、それを喜ぶ地元の人たちが登場して、この土地に住む人々の温かさや良さというのがよく出ていた。見ていてほっこりした。
・2時間でナビゲーターが一人というのは難しいのではないか。見ていて途中で飽きてしまった。
・丹波篠山を深く掘り下げて、串本は別の回にというふうに分けたら、最後まで視聴者を引きつけられたのではないか。
・トゥクトゥクがどんな乗り物なのかについては、自分が乗った感じになったぐらいのイメージが欲しかったのに、割とサラッと行ってしまってもったいないと感じた。
・地元の人が外から見ていいものを知っているというのは必ずしもそうではなく、離れて、初めて分かることがある。そういった点からいうと、今回のテーマには無理があると感じた。市役所全面協力のもと、移住者に絞って移住者を訪ねながら、移住者の目から見たいいところといったテーマで突き抜けてしまったら分かりやすいのではないか。
・この番組が何をメインに見せたいかがはっきりしない。トゥクトゥクなのか、出会った人との会話なのか、それとも名所あるいは特産品を紹介するのか。何かに焦点を当てた方が見ている人がもっと楽しめるのではないか。
局側
制作局部長
・この番組は「観光地の一歩先を見せたい」という狙いで、電動で静かなので話もはずむだろうということと、ゆっくり進むという2つの理由からトゥクトゥクという乗り物を選んだ。番組のコンセプトどおりに巡っていったら分かったといったところを生かせた部分はあると思う。しかし、トゥクトゥクをしっかり描けなかったこと、会話が弾むシーンがなかなか撮れず反省点。いただいた貴重なご意見を今後の番組制作で生かしていく。
以上