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番組審議会の報告

2021年 - 9月

開催月日 新型コロナウィルス感染拡大防止の為、会議は行わず、文書での報告による代替開催
書面参加 大竹伸一 委員長
殿村美樹 副委員長
有栖川有栖 委員
スザンカ・ハニバロヴァー 委員
高田ほのか 委員
津川悟 委員
藤川義人 委員
森島寛晃 委員
審議内容 「お墓から見たニッポン season4 #1」
2021年8月9日(月) 13時00分 放送
放送内容の合評
◆番組合評



「お墓から見たニッポン season4 #1」
2021年8月9日(日)13時00分 放送
放送内容の合評

<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)
・「30分の番組の中で、お墓のバックグランドを説明するためにお市の方の生涯が紹介されていたが、コンパクトにまとめられており、理解し易い仕上がりとなっている」

・「歴史とお墓を組み合わせた企画は斬新で面白いが、今回の番組は、歴史の紹介なのか、お墓の紹介なのか、どっちつかずの感じがした」

・「日本の心を再発見するとの観点からは、お市の方の人生観、死生観、更に言えば戦国時代の女性の人生観について、もう少し深堀りをして解説を加えたほうが番組の良さが光ったと思われる」

・「番組は視聴者の心の動きを最優先に構成した方が効果的ではないかと思うので、冒頭の『引き』にドラマを使う場合も、一部分だけを見せて期待感を煽る程度がベスト」

・「政府の新型コロナウィルス分科会が『ウレタンマスクは危険』と常に呼びかけているので、屋外のロケであっても、テレビ大阪のCSRとして、ウレタンマスクは避けた方が良いと思った」

・「誰もが知っている人物のお墓巡りを通して、日本人にとってのお墓とは何かという問いを投げ、日本人の死生観まで探っていく。そのコンセプトを軸にしながら、歴史上の人物のお墓を探訪することで歴史教養番組の要素も盛り込まれているため、うまい具合に間口が広くなっている」

・「お墓は動かないものだから、どんなたたずまいをしているかは写真で紹介しても済みそうに思えるが、それが立っている場所・空間の雰囲気・空気を伝えようとしたら、映像の出番なのだということがよく判った。テレビ向きのテーマと感じた所以」

・「お城とか、戦いとかをテーマとした歴史を扱う番組が多々あるように思うが、お墓をきっかけに歴史を学んだり、歴史人物をより詳しく知ったり、日本の文化を再発見したりするのは珍しい観点」

・「丁寧さとユーモアの分量が絶妙な配合で溶け合った良作。歴史と文化の両面から掘り下げられており、おもしろくて学びにもなる」

・「歴史紹介のVTRは丁寧で簡潔。流れがわかりやすく、知識がなくてもすんなりと入っていくことができた」

・「ロケとの割合もちょうどよく、ロケは現地での取材を大切に制作されていることが画面を通して伝わってきた」

・「歴史上の人物のお墓が登場する番組は珍しくないが、お墓そのものをメインとした番組は異例。お墓は身近なものでもあり、着眼点は評価できる」

・「暗くならず、とはいえ面白可笑しくするわけにはいかず、明るくキャラクターが濃い専門家2人を登場させ、バランスがとれている。歴史教養バラエティーとしても楽しめる」

・「歴史ものの番組で、お墓にスポットをあて、なおかつ昔のエピソードの振り返りから 番組がスタートするので、あまり歴史のわからない人達に向けても分かりやすく、構成が良く見やすかった」

・「歴史、お墓についてひきつけられた視聴者が多かったのではないかと思った。とても楽しく、勉強にもなった良い番組」

以上

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