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番組審議会の報告

2020年 - 5月

開催月日 新型コロナウイルス感染拡大防止の為、会議は行わず、文書での報告による代替開催
出席委員 大竹伸一 委員長
殿村美樹 副委員長
有栖川有栖 委員
高田ほのか 委員
藤川義人 委員
森島寛晃 委員
安田洋祐 委員
渡邊園子 委員
審議内容 「刑務所ラジオ」
2020年3月14日(土)15時30分 放送
放送内容の合評

審議会内容

番組合評
「刑務所ラジオ」
2020年3月14日(土)15時30分 放送
放送内容の合評

<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)

「ラジオ番組と刑務所との結びつきという視点を通して、刑務所内での受刑者の様子、受刑者個々人の悔悟、成長、更生といった事柄が、視聴者によく伝わるように撮影されており、良い番組だと思った」

「刑務所では受刑者の更生が大きな目的であり、罪を犯し刑務所に入り刑務所ラジオを聞き、受刑者の罪の意識がどのように変わったのかをもう少し聞きたいと感じた」

「刑務所という自由が制限された特殊な環境に生きる人間を、ラジオという新しい視点で切り取った良作」

「犯罪者の裏には、辛い想いをして泣いている被害者が必ずいて、その人たちが視聴者に含まれていることも忘れてはならないと思う」

「視聴者に知らない世界を伝える良質なドキュメンタリーとして高く評価できる。まず刑務所の受刑者向けに受刑者のリクエストを基にした手作り感覚のラジオ音楽番組が放送されているという素材に意外性がある」

「テーマをまるごと語る長編とはアプローチが異なり、その断面を切って視聴者に見せることになろうかと思うが、『刑務所ラジオ』はその切り方が見事で、強い感銘を覚えた」

「マーケティングやCSRの視点で考えた場合、ドキュメンタリー番組における受刑者の美化はタブーだと思う」

「ラジオによる気持ちの変化を捉えるためには、もう少し長い時間をかけて取材をした方が見えてくるものがあったのではないか。また、刑務官自身がこのラジオをどう捉えているかも知りたいと思った」

「統計を取り、このラジオのおかげで再犯率が下がっている、効果を挙げている、ちゃんと働けているということまでわかればなお良かった」

「思い出の音楽を聴き、またメッセージを書くことで自分自身も過去を思い出し、また他の方のメッセージを聞くことで自分自身をみつめ、心の整理も出来、受刑者にとってラジオが欠かせない存在になっていたように思う」

「自分のことだけではなく他の受刑者の人生にも思いを馳せるようになるというのは、受刑者全員を対象にしたラジオならではの効果ではないだろうか」

「刑務所ラジオの効果はよくわかったが、そもそもどのような狙いで始まったものなのか、どういう風に実施されているのかを詳しく知りたくなった。マイナス面もあるならば伝えてもらいたいと感じた」

「コメントすべてを字幕で表示する必要はないが、言葉が大切な番組だけに、もう少し多くても(大きくても)良いのではないかと思った」

以上

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