審議会内容
◆12月の視聴者対応状況について
◆特別番組について
◆番組合評
「世界は君を待っている」
2018年1月7日(日) 午後2時00分 放送
放送内容の合評
<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)
・「一ノ瀬メイ選手のことが番組の多くを占めていただけあって、とても印象に残った。彼女のチャレンジする姿と、監督との師弟愛もうまく描かれていた。その他にスケートボードとフェンシングを取り上げていたが、1つくらい団体競技を取りあげ、チームの中でそれぞれが1つにまとまっていく姿があってもよかったと思う」
・「一ノ瀬選手は、国内にライバルがいない分、試合が作業みたいになってきており、自分のハングリー精神が出せないといった葛藤がうまく表現できていた。スケートボードやフェンシングといった少し馴染みの薄い競技の選手を取り上げる場合、世界ではどれだけメジャーな競技であるとか、世界のトップとどれくらい差があって、どのようにしたら超えられるかといったことを紹介すれば、より面白く感じたと思う」
・「これまですごい選手が日本から出ていないということもあって、一ノ瀬メイ選手をはじめ、取り上げた3人とも“自らが道を切り拓いて進む”という決意が見られて、同じ関西の女性として頼もしく感じた。スケートボードの中村貴咲さん、15歳でプロということだが、プロの定義がいまひとつよくわからなかった。またフェンシングの東晟良さんに関しては、手足の長いヨーロッパの選手に対して圧倒的に不利なので、そのあたりを説明してあげてもよかったと思う」
・「若いアスリートの表情、立ちはだかる大きな壁、負けん気あふれる言動、画面から訴える力、映像の力を感じた番組だった。関西の若いアスリートを追いかける番組は、関西のテレビ局の責務として、付け刃では作れないすごい実績だと思う。これまで取材した19人の苦労が水の泡にならないためにも、オリンピックを通過点として長く続けていってもらいたい番組だと感じた」
・「それぞれの選手の練習に取り組む姿であるとか、選手それぞれの姿であるとか、密着取材でよくとらえている番組だと思った。番組のテンポもよかったし、1時間が短く感じられた。関西の若手アスリートに密着した素晴らしいコンセプトの番組なので、関西のスポーツ振興の観点からも、今後も継続して作ってもらいたい番組だ」
以上