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番組審議会の報告

2008年 - 11月

開催月日 平成20年11月6日(木)
出席委員 和田亮介委員長
稲田紀男委員
堀江珠喜委員
新井純委員
綾智佳委員
川合英雄委員
欠席委員 牧野明次副委員長
町野和道委員
会社出席者 上田克己社長
井土保専務
酒井悟朗常務
下舞浩取締役編成局長
井口佳和制作局長
田中威至報道スポーツ局長
綱沢啓芳プロデューサー
武安俊哉番組審議会事務局長
審議内容 「シリーズ13億人の深層第2章
~迫り来る砂に挑む~中国・内モンゴル遊牧が消える日」
10月18日(土)16:00~17:15(75分)放送の合評
<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)

取材対象は、家族の形を持っていて日本と違って対照的だと感じた。大杉漣さんのナレーションは親しみが持てた。

いい主人公でモンゴル族の誇りなどが見れた。自主的に囲い放牧をしたり砂漠化を食い止めるためにとうもろこしを置いたりと個人的にやっている一方で、村としての砂漠化への対応がよくわかった。また主人公の息子が「放牧が一番好き」と答えた場面に感動した。

地味な番組だがしっかりとした番組だった。モンゴル族の中国社会における位置付けの説明があってもよかった。

砂漠化を丹念に追いかけたいい番組だった。特に老人や子供の表情がよかった。求めすぎない生活をしている人たちは我々にとって新鮮だった。番組中に出てきた砂漠化の3つの原因をもう少し科学的な内容を入れたり丁寧に説明したり、内モンゴルの砂漠化がアジアや日本にどのような影響があるのかなどを掘り下げれば番組がもっと骨太になったのではないかと感じた。

砂漠の中での牧民の生活と羊と共に生きる民族の誇りをとてもよく活写できていた。とりわけ生態移民村を撮影したのはそれだけで賞賛に値する。「羊と離れられない」という言葉が強烈に印象に残ったのですが、羊なしでは生きられないという老人とか牧民の魂の叫びというのは視聴者の心に十分響いていると思います。

砂漠化は他人事ではないと感じた。また日本でも棚田や休耕田など形を変えた問題として二重写しになって見たが、問題として考えさせられた。

以上

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