2008年 - 10月
開催月日 |
平成20年10月21日(火) |
出席委員 |
和田亮介委員長 牧野明次副委員長 稲田紀男委員 堀江珠喜委員 新井純委員 綾智佳委員 町野和道委員 |
欠席委員 |
川合英雄委員 |
会社出席者 |
上田克己社長 井土保専務 酒井悟朗常務 下舞浩取締役編成局長 井口佳和制作局長 田中威至報道スポーツ局長 山田龍也プロデューサー 武安俊哉番組審議会事務局長 |
審議内容 |
「博士たちのワーキングプア」 9月27日(土)13:00~13:30(30分)放送の合評 |
<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)
◆最終的に論文を書き上げたのか。そしてその結果はどうなったのかに興味がわいた。この主人公の続きを見てみたい。
◆番組の結論と主人公とはミスマッチだったのではないか。学問は優位性がなくてもやるんだという主人公のプライドなど個人的な問題なので、番組の結論からは違和感を感じた。
◆このような問題を考えるきっかけになったことは、番組として成功したと思う。
◆何十年も一つのことを研究して成果が出てくることを評価するシステムがないことが日本の一つの現状と感じた。この番組で実態が理解できてよかったが、この次にどうなるのかが判らないので消化不良だった。どうしたらいいのかなどの方向性や焦点を絞った形での回答が番組内であったほうがよかった。
◆世間一般になじみのない博士のワーキングプア問題を努力不足や自己責任で論じられるのではなく、社会における構造的問題が描かれていたので高く評価される。教育には税金が投入されているので、人的資源が無駄使いしていると感じた。もっとわれわれはこの問題に真正面から見つめて議論するべきだ。また主人公の魅力があり、そんな人間を引っ張り出したのは担当ディレクターの目利きだと思う。
◆一般の視聴者は、博士号の修了者かどうかの区別はできていないのではないか。いまこのような大きな問題があるということを取り上げていてよかった。
◆あんな世界があるとは知らなかったので新発見だった。主人公が真剣に生きて真摯な態度で凝り固まっていなかった。あのような魅力ある主人公に好感が持てた。
以上