2008年 - 7月
開催月日 |
平成20年7月15日(火) |
出席委員 |
和田亮介委員長 牧野明次副委員長 稲田紀男委員 堀江珠喜委員 町野和道委員 綾智佳委員 川合英雄委員 |
欠席委員 |
新井純委員 |
会社出席者 |
上田克己社長 立岩文夫副社長 井土保専務 酒井悟朗常務 下舞浩取締役編成局長 井口佳和制作局長 徳岡敦朗プロデューサー 大沢比呂番組審議会事務局長 武安俊哉 |
審議内容 |
「嵐も吹き飛ぶ!大家族」 6月24日(火)19:00〜20:54(114分)放送の合評 |
<委員の主な発言要旨>(文中敬称略)
◆実際に起こっていることで、生身で現実感があった。放送時間が2時間と長いため訴えたいポイントがわかりづらい。
◆この大家族の両親が普段からどのような信念を持っているのかなど、なぜこの少子化の時代の中で大家族を選択したかがわからなかった。またテレビカメラの前でこの家族がどこまで自然体かが不明で気になる。
◆両親が一人の子供に対する教育方針について話しているシーンなどでは、この大家族の両親の性格などがわかった。冒頭に何度か見たシーンがあり再放送やダイジェスト版と間違う視聴者がいた可能性があるのでは。
◆初めて見た人は放送時間を長く感じたのではないか。CM前の盛り上げる映像が重なることが多く煩雑に感じた。過去に放送したフラッシュ映像で男の子の裸が移っていたが、以前は許容された映像でも現在では使用にあたっては再考すべき。
◆夜の7時スタートの放送時間は早過ぎると思われる。最近魅力のある人間が減少している現状の中で、恒岡夫妻は卓越した魅力が感じられる。その魅力こそが8年間視聴者を引き付けている。建前が嫌いで義理人情は大切にするなど一本筋がとおっている。この番組には2つの特徴がある。一つは演出を乗り越えた事実の面白さがあり、誰も予想できないことがカメラの前で起きていること。もう一つは、ナレーション・音楽・効果音などが少なく、映像の素朴な部分がイマジネーションを大きく膨らませる結果となっていること。
この番組では17人という人数と17人という人間を描くことで、家族はどういうものかという問題提起をしている。
◆愛情のある大家族のよさが出ていた。家族は数が少ないからいいとは思わなくなった。躾の仕方も現代の父親も見習う必要があると感じた。
◆地域の人たちとのふれあいなども見てみたかった。いつまで追いかけ続けるのかわからないが、次回作につなげてもらいたい。
以上