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番組審議会の報告

2008年 - 4月

開催月日 平成20年4月7日(月)
出席委員 和田亮介委員長、牧野明次副委員長、
稲田紀男委員、堀江珠喜委員、
新井純委員、町野和道委員、
綾智佳委員、川合英雄委員
欠席委員 なし
会社出席者 上田克己 社長、立岩文夫専務、
鈴木清文 常務、井土保 常務、
下舞浩 取締役編成局長、
酒井悟朗 取締役報道スポーツ局長、
宮谷雅秋 制作局次長、
制作局 西村 聡プロデューサー、
大沢比呂 番組審議会事務局長
審議内容 「かがくde ムチャミタス!」
4月5日(土)9:30〜9:45(15分)放送の合評
【委員の主な発言要旨】  (文中敬称略)

面白かった。実験結果の理由は充分理解できなかったが、子供にとってみると遊び心をくすぐられると思うし、犬もとぼけた感じでいい。最近子供の「科学離れ」が言われているので、この時間帯には子供に見てもらえるので良いと思う。


子供の理科離れが言われている中、実験が主体の番組というのは良いと思う。しかし、15分という時間の間に3つのテーマを入れ込むのは盛りだくさん過ぎる。ひとつひとつの説明がやや足りない。大人でも難しいのではないか。現象だけパッと見せて興味を持たせる、入門的な意味であればいいかなとは思うが、内容を詰め込み過ぎてもったいないと思う。ただ、アニメとアニメの間に挟まれる形で編成されているが、うまい編成だと思う。

15分で三つの話題は盛り込みすぎ。なぜそうなるのか、という説明が無い。現象の理由についてはささっと説明があったが、「なぜ」がない。入門編というか、科学マジックで終わってしまう。犬を使ったのは「ワン・クリック」とかけているのか?科学番組なのに非科学的な感じがする。

以前の番組は教育番組のにおいが強かったが、エンタテインメント性が高まっていると思う。石田靖・女の子・犬という取り合わせが“キャッチー”だと思う。実験については、ホームページで丁寧にフォローし、「もっと知りたい」と考える子供達のためにも、あとでもう一度振り返られるようにした方が良い。

身近なもので不思議な実験をするというのがよかった。娘と一緒に見たが、実験については「どこかで見たことがある」と言っていた。夜のバラエティ番組でも最近科学を扱う番組がふえているので、どのように差別化していくのかが課題だと思う。ひとつひとつの説明が非常にわかりにくかった。身近なもの、ということだが、発熱剤については身近なものではないと思う。

科学番組の面白さというのは、自分で考え、自分で仮説を立て、実験し、実証する、その過程だと思う。どれだけ掘り下げているか、どれだけ専門的になっているかがカギだと思う。次に何が続いてくるか、次に何を考えて行動するか、という視点のある番組、ためになる番組が科学番組。この番組は身近なもので実験しているところがいいところだが、ほとんど掘り下げることができていない。面白い、だけで終わってしまっている。駆け足的説明が続くので、面白さも伝わってこない。15分間に3つの実験、というのはアタマから無理な話。1回でひとつのことをもっと具体的・専門的に掘り下げないと今の子供に置いていかれるのではないか。また、「発熱剤」を使用していたが、爆発につながるかもしれず、無責任なのではないか。いかがなものかと思う。この番組の良い所は「身近なものを使っている」ことと、「アニメとアニメの間の編成が成功している」ことだろう。子供達は我々が考えている以上に科学に関心を持っているので、対象となる子供達の評価を誤っているのではないかと思う。

実験が3つあるが、切れ目がわかりにくいので、実験1、2、3といったように切れ目をきっちりしたほうがよい。CMは途中で二回も入ると子供の興味が失せてしまうので前後だけにしたほうがよいのではないか。内容的には、低学年ならば親子のコミュニケーションには良いツールになる番組だと思う。

実験に使った片栗粉がもったいなかった・・・・。

以上

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