開催月日 | 平成20年3月7日(金) |
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出席委員 | 和田亮介委員長、牧野明次副委員長、稲田紀男委員、堀江珠喜委員、 綾智佳委員、久保純夫委員、川合英雄委員 |
欠席委員 | 新井純委員 |
会社出席者 | 上田克己 社長、立岩文夫専務、鈴木清文 常務、 井土保 常務、下舞浩 取締役編成局長、 酒井悟朗 取締役報道スポーツ局長、井口佳和 制作局長、 山形真一郎 スポーツ部長・合評番組プロデューサー、 大沢比呂 番組審議会事務局長 |
審議内容 | 「背番号はないけれど…人生第二章藤井康男物語」 1月26日(土)15:50〜16:45(55分)放送の合評 |
◆ 現場を離れるスポーツ選手の第二の人生がこのように描かれるのを見たことがなかったので興味深く見た。転職に近いことをした主人公が、緊張しながらも前向きに頑張っている姿に共感できた。
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野球のことはあまりわからないが、面白く爽やかな印象を受けた。「こんないい人がいるんだ」と思える人が“スポーツ”という舞台で活躍してきたこと自体が素晴らしい。そういう意味でドキュメンタリーとして成功していると思う。ただ、ドラマチックな作り方をしている番組に比べて地味なので、局としてこうした番組の位置付けはどうなのかなと思った。
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スポーツに関心の無い自分でも大変面白く見た。55分という時間があっという間に感じるぐらいだった。わざとらしい盛り上げ方もなく、地味だが作り手と主役の誠実さが出ている。また、テンポ良く進んでいったのも良かった。
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元勝負師、というより穏やかな感じで、スターだったのにフィールドを変えて頑張っている姿に視聴者もいい印象を持ったのではないか。中高年の転職を考えている人にも心強いメッセージになったのでは。ただ、解説者になる道もあったと思うがそうした道ではなく地味な仕事を選ばれた理由を、突っ込んで聞いてもらえたらおもしろかったのではないかと思った。テロップで若干見にくい箇所があった。
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地味だが、制作した人も主人公も真面目な感じがして好感が持てた。二回見て、二回目のほうが印象が強かった。人生というものがすべて入っているからではないかと思う。視聴率と無関係に真摯に制作したのではないかと思う。それが好感につながったのではないか。
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平板でだらだらした印象を持った。ドラマを求めてしまうのでそういう印象を持ったのかもしれない。丁寧に取材していたとは思うが、苦悩や葛藤といったものがもうひとつ伝わってこなかった。ナレーションが長くて、極めて説明的だった。あまり語りすぎると緊迫感や盛り上がりを欠いてしまう。ムダを省いて再構成することも必要だったのではないかと思う。
以上