2006年 - 10月
開催月日 |
10月19日(木) |
出席委員 |
和田亮介委員長、細川益男副委員長、稲田紀男委員、堀江珠喜委員、綾智佳委員、芹川洋一委員、大江桂子委員 |
欠席委員 |
久保純夫委員 |
会社出席者 |
富澤秀機 社長、田仲和彦 専務、鈴木清文 常務、井土保 常務編成局長、下舞浩 取締役報道スポーツ局長、為森隆 制作局長、岡村正信 番組審議会事務局長 |
審議対象番組:
「なるほど!ラボ〜
激安の理由…あのスーパー舞台裏に密着〜」 9月9日(土)
18:30〜19:00放送
【委員の発言要旨】
◆ テレビの3つの要素、生活情報として、娯楽として、ジャーナリズムとしての要素でみると、ジャーナリズムということだと若干弱いと思かったが、生活情報としての役割にはある程度答えを出しているし、娯楽性も、特に後段の部分に面白さがあった。テンポもあり、見ている人にあきさせないという仕上がりにはなっていたと思う。
◆ この番組はスタートしてすぐに、この審議会で一度取り上げたが、その時と比べて、キャスターの番組の運び方など全体の流れはテンポよくすっきりしていて良くなってる。
今回の「激安」に関しては、残念ながらやはり「薄利多売」ということにすぎないのかな、という感じがあって、もともとのコンセプトである「目からウロコ」というところがちょっと弱かった、という気がする。
大阪の人間には親しみが感じられ、元気の出る嬉しい番組なので、今後一層の充実を期待している。
◆ 経済番組は他局では少ないし、新鮮で、一消費者としては大変勉強になった。今後もテレビ大阪ならではということで続けていただきたい。ただ、番組の中ではスーパーの社長がすごい勢いで値切っていたので、値切られている営業マンの方が大変だな、と不安になるところもあった。
面白いのはおもしろかったが、最後の方でよいので、スタジオで冷静なコメントがあった方が良いと思った。一言あるだけで落ち着くかな、という感じがした。
◆ 全体として。夕方の時間帯も考慮すると、気楽に見られる経済番組という目的は果たせているのではないかと思う。
ただ、スタジオの3人のコメンテーターの話は、つまらなくて、なくても良かったのではないか。取材VTRだけで繋いでいってもらっても良かったのではないかと思う。
◆ テレビ大阪で見られる番組の中では、一番楽しみにしている番組で、毎回まったく違う番組に感じるほど新鮮な気持ちで見ているが、こと今回の番組に関する限り、他の週にやった番組に比べ見劣りした。
やはり安売り店を美化し過ぎだと思う。舞台裏を現実から見ると、ここまで美化していいのかな、と思う。他の委員も指摘しているが、スタジオで、もっときついコメントがあって、やっとバランスが取れるのではないか。
スーパー「玉出」にしても、あそこまで美化するのか、というのが実感だ。番組にもチラッと出たが、「モヤシ1円」。ただし、千円以上お買い上げの方、2袋から19円、あれが玉出の商売だ。
面白いことは面白いが、面白いということで視聴者に誤解までは行かないけれど、若干の勘違いをさせている部分があるのではないか。
30分番組で時間が限られているので、だからこそコメンテーターがビシッと言うべきことは言って、ただの宣伝番組にしてはいけないと思う。
◆ 大変失礼なのだが、あまり面白くなかった。ああいうテーマで取り上げなきゃいけないかなと首を傾げた。「大食い競争」に比べると、品格は上だとは思うが。
他の委員も指摘されたような、誤解を招きかねないところがあった。「モヤシ1円」とか、視聴者に誤解を与えかねないことは、少し考えなければいけない。
以上