５月の放送番組審議会は和田委員長以下７人の委員が出席して、２２日に開催した。冒頭、鞍田社長が報道の自由を制約するとして問題になっている｢個人情報保護法案｣について、読売テレビを除く在阪民放４社の番組審議会委員長が連名で法案反対の声明を出したことについて報告した。
　
　また、４月下旬に放送した｢大家族スペシャル｣が好調な視聴率だったことを報告。委員からは｢過去のシリーズを通じて一番の出来だった｣などの声が出た。
さらに鞍田社長はテレビ東京制作の大食い番組（ＴＶチャンピオン）について、｢批判も多く、愛知で事故が起こったこともあり、当面休止を検討している｣と報告した。

　続いて｢経済コロンブス・関西財界訪中団密着リポート｣について合評した。委員からは｢中国経済の勢いが伝わってきた｣との印象が聞かれたものの、｢訪中団の単なる紹介に止まっている｣、｢本当に知りたいことが少なく、不満が残った｣などの意見も出た。