三国演義

次回予告

第41話「南蛮王・孟獲」

(1月9日(日))

孟獲方の3人の砦についた趙雲は、迎撃に出た金環三結(きんかんさんけつ)と董荼那(とうとな)と一騎打ちをするが、呆気なく勝負をつけた。溜まりかねた金環三結は部下たちに総攻撃を命ずるが、その部下の後ろから突然火の手が上がり、一隊が攻めてきた。魏延一隊である。挟み撃ちに会った孟獲軍は、壊滅した。最後まで抵抗した金環三結は切り捨てられ、董荼那と阿会喃(あかいなん)は投降した。
その頃蜀軍陣営では諸葛亮と馬謖(ばしょく)が地図を広げている。諸葛亮は趙雲と魏延を発奮させるため、わざと若い将軍を重用していたのだ。そして、2人が元帥たちの討伐に向かい成功することを見通していた。そこで馬謖に砦を奪い返しに来る孟獲を生け捕りにするよう命じた。孟獲は間もなく馬謖・趙雲・魏延に捕らえられた。
董荼那と阿会喃は諸葛亮の前に引き出されるが、縄を解かれ、厚いもてなしを受け、無事に開放された。続いて連れて来られた孟獲は不満を露わにし、もう一度戦って負けたら、負けを認めるという。そこで諸葛亮は、孟獲の縄を解き、再戦の機会を与えた。
釈放された孟獲は、董荼那と阿会喃と合流し、軍を整え再び蜀軍に攻めかけた。先鋒を董荼那に任せ出陣させた。董荼那は馬岱(ばたい)と対陣するも、諸葛亮に恩義を感じ、攻めることなく撤退した。これを知った孟獲は激怒し、斬首しようとしたが、諸将の請いを容れ、棒たたきの刑に処した。
これに憤慨した董荼那と阿会喃は夜中に泥酔している孟獲を縛り上げ諸葛亮に突き出した。再び諸葛亮の前に縛り上げられた孟獲はまだ納得がいっていない。部下に裏切って捕まったから負けではなく、もう一度捕まったら心から投降するというのだ。そこで諸葛亮はまたも釈放した。
次に孟獲は弟の孟優を使者として財宝を諸葛亮に届け、油断しているうちに内外から蜀軍を壊滅させようとした。しかし、諸葛亮は全てを看破しており、使者として現れた孟優を酒宴に招き、睡眠薬で眠らせておいた。そうとも知らず攻め入った孟獲は、たちまち捕らえられた。 孟獲はまたも自分のせいで負けたのではないと言い張る。諸葛亮は彼を釈放した。途方にくれた孟獲は、所有財産を全て用いて僚族(りょうぞく)の兵を借り、今度こそ諸葛亮の鼻を明かすことを誓った。

<スタッフ>

  • 日本語版スーパーバイザー・・・大賀俊二
  • 音響監督・・・麦島哲也
  • 音響効果・・・小山恭生
  • 絵コンテ・・・三浦 陽

<キャスト>

  • 諸葛亮…石井正則(アリtoキリギリス)
  • 祝融夫人…比企理恵
  • 孟獲…西尾季隆(X-GUN)
  • 趙雲…載寧龍二
  • 魏延…木村彰吾
  • 孟優…中島卓偉
  • 馬謖…河本邦弘
  • 馬岱…三戸崇史
  • 王平…土屋貴司
  • 董荼那…坂口候一
  • 金環三結…金光宣明
  • 隊長…秋吉 徹
  • 語り…鹿賀丈史
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