三国演義

次回予告

第40話「劉備の遺言」

(1月2日(日))

白帝城に逃げ込んだ劉備は憔悴しきっていた。そしてついに、諸葛亮を呼びつけ、遺言を託した。皇太子・劉禅(りゅうぜん)が皇位を継ぐに足る人物なら補佐をし、その器でないなら諸葛亮に皇帝となって欲しいという。諸葛亮は涙ながらに承知した。姿を現した趙雲へも別れを告げ、静かに息を引き取った。そして同年、長男劉禅が即位した。 劉備他界を知った曹丕(そうひ)は蜀攻めに踏み切る。諸方に呼びかけ5軍団を編成し、蜀を四方から攻撃することにした。
焦った劉禅は諸葛亮を呼び寄せようとした。しかし何度使者を出しても、諸葛亮は病であると言い張り出仕して来ない。溜まりかねた劉禅は自ら諸葛邸を訪れ、諸葛亮と面会をした。5軍隊が蜀に攻め寄せて来る不安を伝えると、諸葛亮は大笑した。既に4軍隊を退け、残る孫権の軍隊の対処を行うだけでよいと言うのだ。そして、その孫権には使者として芝(とうし)を送り同盟を結ぶことにした。芝は孫権を見事に説き伏せ、同盟を結ぶことに成功する。こうして曹丕の思惑は崩れ去った。
その頃蜀国南部では孟獲が反乱を起こしていた。度々の反乱のため、諸葛亮は自ら征討に赴いた。しかし、曹丕討伐も行なわなければならない諸葛亮は、馬謖(ばしょく)を参軍に任命し、孟獲征討を任せることにする。そして度々反乱を起こす孟獲を心から服従させ、反乱を起こさせないようにする決意をした。
趙雲と魏延は若い諸将を用いる諸葛亮に不満を持っていた。そこで2人で結託し、諸葛亮に手柄を見せ付けることを思いつく。こうして、趙雲と魏延は孟獲方の元帥たち、金環三結(きんかんさんけつ)、董荼那(とうとな)、阿会喃(あかいなん)を征伐しに行くこととなった。

<スタッフ>

  • 日本語版スーパーバイザー・・・大賀俊二
  • 音響監督・・・麦島哲也
  • 音響効果・・・小山恭生
  • 絵コンテ・・・前園 文夫

<キャスト>

  • 劉備…船越英一郎
  • 諸葛亮…石井正則(アリtoキリギリス)
  • 関羽…松永博史
  • 張飛…山崎裕太
  • 祝融夫人…比企理恵
  • 孟獲…西尾季隆(X-GUN)
  • 趙雲…載寧龍二
  • 孫権…伊藤洋三郎
  • 劉禅…つぶやきシロー
  • 魏延…木村彰吾
  • 曹丕…佐々木啓夫
  • 司馬懿…中村秀利
  • ナレーター…鹿賀丈史
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