第16話「官渡の戦い(後編)」
(7月18日(日))
曹操は袁紹の兵站基地を狙った。兵站基地を焼き払われていることを知った袁紹は、一軍を兵站基地救援へ、また参謀郭図(カクト)の進言により張?(チョウコウ)と高覧率いる一軍を手薄となっているはずの官渡の砦へ派遣した。しかし、兵站基地を襲った曹操軍は少数であり、本軍は官渡にあった。袁紹軍は官渡で待ち伏せに遭い、散々に打ち破られた。また、兵站基地救援に向かった部隊も計略にかかり敗れ去った。
己の策が敗れ去ったことを知った郭図は保身を計り、官渡を攻撃した張?(チョウコウ)と高覧は曹操方に通じていると噂を流し、罪を2人に着せた。
濡れ衣を被せられた張?(チョウコウ)と高覧は仕方なく曹操に下り、曹操もこれを快く受け入れた。袁紹の兵站を断ったものの、依然情勢は曹操が不利である。その頃、曹操が最も信用する参謀・郭嘉(カクカ)が病魔に襲われていた。見舞いに来た曹操に郭嘉は生涯最後の策を授ける。
曹操軍は、兵站を失った袁紹軍の退路を断つと見せかけ、袁紹軍が二手に別かれ兵力が分散されるのを待った。すると、袁紹は期待通り軍を分けてしまう。この機を逃さず曹操は一隊ずつ袁紹軍を完全に壊滅させた。
しかし、この官渡の戦いを勝利に導いた参謀の郭嘉は、戦い半ばにしてこの世を去った。郭嘉の墓を前に曹操は1人涙する。
<スタッフ>
- 日本語版スーパーバイザー・・・大賀俊二
- 音響監督・・・麦島哲也
- 音響効果・・・小山恭生
- 絵コンテ・・・大原 実
<キャスト>
- 曹操…鶴見辰吾
- 袁紹…谷崎弘一
- 郭嘉…茂平
- 許諸…磯山良司
- 張遼…三好幸次
- 荀攸…大林隆介
- 張合…仁科洋平
- 高覧…堂坂晃三
- 郭図…平野俊隆
- 語り・・・鹿賀丈史