第10話「堕ちた英雄」
(6月6日(日))
曹操の大軍を呂布・陳宮の軍勢で夜の闇に紛れ挟み撃ちにする予定であったが、陳登の計略にはまり、呂布軍、陳宮軍は曹操軍を相手にしているつもりが、仲間討ちを始めてしまった。朝になりようやく仲間討ちをしていることに気づいたが、呂布・陳宮率いる軍勢は多大な損失を出してしまった。
呆然とする呂布・陳宮をめがけ、今度は本物の曹操軍が攻めてくる。疲労と混乱の中、呂布軍は退却を余儀なくされた。
徐州の城にやってきたが、城を守る陳珪は城門を開けずに、呂布を罵った。陳珪に裏切られたことを知った呂布は、すぐさま陳珪の息子・陳登を探すが見当たらない。そこへ、小沛を守っていた張遼が呂布の前に姿を現した。張遼も陳登に騙され、小沛を捨て、呂布の下に来てしまったのだ。すべてを悟った呂布は、仕方なく下に退くこととなった。
下の城は大軍に包囲された。陳宮の再三に亘る作戦を無視し、妻の言うことを重用する呂布はやがて部下たちにも愛想を尽かされてしまう。呂布方を裏切った部下たちにより、呂布はついに生け捕りにされ、曹操らの前に突き出されることとなった。
呂布の参謀であった陳宮は、自ら死刑台に上り、潔く死を選んだ。これを見た曹操は複雑な表情で眺めやり、陳宮の家族を手厚く保護するよう部下に命じる。
一方、生への執着を見せる呂布はあれこれ助命を嘆願するが、義父を2人も殺していることを指摘され、ついに処刑されてしまった。
次に、張遼が曹操の前に引き出された。曹操を罵る態度に怒りを覚え、曹操は自ら剣を抜き、張遼に切りかかった。が、その曹操の腕を止める者がいた。
<スタッフ>
- 日本語版スーパーバイザー・・・大賀俊二
- 音響監督・・・麦島哲也
- 音響効果・・・小山恭生
- 絵コンテ・・・大原 実
<キャスト>
- 劉備…船越英一郎
- 関羽…松永博史
- 張飛…山崎裕太
- 曹操…鶴見辰吾
- 呂布…ささきいさお
- 陳宮…野村浩二
- 語り…鹿賀丈史