vol,16
(2009-10-29)
ア・プ・プレ
情緒ある町家で気ままにフレンチを楽しんで
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歴史を感じさせてくれる町といえば、やはり京都。今回は、五条にあるフランス料理店におじゃましてきました。
京都ならではの細い路地を歩いていると、グリーンに包まれた厨子二階(中二階)造りの京町家を発見。ここが今回のお目当ての店『ア・プ・プレ』です。
明治時代の、築100年以上という町家をオーナー夫妻が手入れして、フランス料理店として今の時代によみがえらせたのだそうです。町家の姿を残す店内は、懐かしいながらもセンスの光る内装。厨房を仕切っているのは、フランスの一流レストランで5年間の修行を積んだ奥様。フレンチの世界で女性シェフというのは、珍しいそうですよ。オーダーしたのは、ディネ(夕食)のコース、シュプレーム¥4,200。アミューズ・スープ・前菜・魚料理・肉料理・デザートに食後のお茶が付きます。
前菜は、帆立とホウボウのリエット サラダとクルトン添えをチョイス。ペースト状のリエットをバケットに塗って食べると相性抜群。あまりのおいしさに、序盤からついバケットに手が伸びる私……。肉料理は¥500を追加して、うさぎのパテ パイ包み焼きトリュフソースを。せっかくなのでちょっと奮発しちゃいました。パリッとしたパイ生地のなかに、パテがぎっしり入っていてボリューム満点。風味豊かなパテはトリュフソースを絡めて食べるとますます美味。時間を忘れて、つい赤ワインを傾けてしまいました。フランス料理といえば、かしこまった雰囲気と思ってしまいがちですが、こちらのお店はとても気さく。なぜなら、店名の『ア・プ・プレ』は、”だいたい”という意味。ルールやマナーにとらわれずに、気ままに料理を楽しんでもらいたいという思いが込められているんです。丁寧に作られたフランス料理の味はもちろん、町家でフレンチを楽しむ不思議な感覚も、クセになりそうです。
店舗情報
- 店 名:
- ア・プ・プレ
- 住 所:
- 京都市下京区的場通新町東入ル銭屋町249
- 電話番号:
- 075-361-3231
- 営 業:
- デジュネ 11:30~14:00(L.O)
ディネ 18:30~21:00(L.O)
- 休み
- 日曜ディナー、月曜
- 交 通:
- 都市営地下鉄烏丸線五条駅8番出口から
北側の道を西へ徒歩3分
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