実話から生まれた、まさかの泣けるコメディ
こんな怒濤の結婚生活があるなんて！　佐々木蔵之介、永作博美のＷ主演で贈る『夫婦フーフー日記』は、闘病ブログから書籍化された川崎フーフ著「がんフーフー日記」の映画化。ユウコは17年来の友人コウタとめでたく結婚、その１ヵ月後に妊娠！　けれど幸せな出来事が続いたその５ヵ月後、悪性腫瘍が発覚。この映画はそんなコウタとユウコの結婚、出産、闘病、育児、ドタバタの493日間の日々を描いた夫婦の物語。闘病生活の記録を単に映像化するのではなく、死んだはずのヨメ（ユウコ）が残されたダンナ（コウタ）の前に現れ２人で夫婦の軌跡をふり返っていくという、ちょっぴりファンタジックな“泣けるコメディ映画”が誕生した。
主演は佐々木蔵之介。突然目の前に現れた“死んだはずのヨメ”の存在にとまどい、育児に仕事につまづき、徐々にヨメの死を受け入れていくさまをコミカルかつ繊細に演じている。もう一人の主人公のヨメを演じるのは永作博美。大好きなダンナと赤ん坊のペーを残していかなくてはならない切ない心情を明るく力強く演じている。演技派の２人の絶妙な掛け合いも大きな見どころとなっている。
夫婦を支える友人と家族には、杉本哲太、佐藤仁美、高橋周平の実力ある演技派俳優が顔を揃え、個性あるキャラクターを作り上げている。メガホンを取ったのは『婚前特急』『わたしのハワイの歩き方』に続き、本作が劇場公開３作目となる新進気鋭の前田弘二監督。脚本はこれまでに約200本の脚本を執筆、近作では『藁の楯』『永遠の０』を手掛けるベテランの林民夫。リアルとファンタジーが入り混じる493日間とその後のまさかの展開をユーモアたっぷりにテンポよく、そしてあたたかな愛で描いていく。