ある冬の寒い日、母犬と生まれたばかりの子犬が保険所に収容される。
母犬は近寄る人すべてに激しく吠え、懸命に子犬を守ろうと決意する。
子犬たちの収容期間は7日間。その間に、新しい飼い主を見つけ、人に慣れた犬として渡さなければいけない。
彼は、母犬の強い母性から、母犬がかつて人に飼われ、愛されていたはずだと確信する。そして、収容期間を延長するというルールを違反してまで必死に心を開かせようと奮闘するるが、母犬は心を許さない。
彰司の娘は、事故で亡くなった自分の母親と母犬の姿とを重ね、「子犬とお母さん、一緒にいさせてあげて」、と父親に懇願する。そして、もう一度太陽の下で生きていけるよう、母犬に「ひまわり」と名付けるが、その願いもむなしく、犬たちの命の期限は一刻と近づいていたー。