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L E A D E R
今 回 の リ ー ダ ー
タカラスタンダード株式会社
渡辺 岳夫
代表取締役社長
今回のリーダーは
国内キッチンシェアNO.1 
タカラスタンダード・渡辺岳夫社長。

今年創業110年。
世界で初めてホーロー製キッチンを開発し、
世界で唯一ホーロー製キッチンを
作り続けるタカラスタンダード。

過去には連続31期増収増益を達成し、
昨年はコロナ禍にも
過去最高業績をたたき出すなど
キッチン、バス業界で無類の強さを誇っている。

そのタカラスタンダードをおよそ20年間
率いているのが第8代目社長の渡辺岳夫。
住宅関連市場が縮小する中、
渡辺は如何にして会社を成長させたのか…
その経営術と成功秘話に迫る!
P R O G R A M
内 容 紹 介
こだわりぬいた“ホーロー”
ホーローは、金属の表面にガラス質の釉薬を
焼き付けたもので、その起源は古代エジプトの
ツタンカーメンの黄金のマスクにまで遡るという。

金属が持つ熱伝導性とガラスの持つ
非吸着性や美しさという特徴を併せ持つ
ホーローは
今では調理器具など
台所用品に広く用いられている。

そのホーローの可能性に着目し、
キッチン、バス業界で
不動の地位を築いてきた
タカラスタンダード。
汚れに強く、
耐久性も高いホーローは、
あまたある
水回り製品のなかでも異彩を放っている。

そして、今ではホーローの強みでもあり
弱みでもあった
デザイン性の低さを、
新技術で克服し
高品位かつ
オシャレな製品を展開している。
礎を築いた父・六郎
タカラスタンダードの経営戦略で特筆すべきは、
≪ショールーム展開≫と≪適正価格戦略≫。

キッチン・流し台メーカーとしては
後発のタカラスタンダードだが、
六郎は「ホーロー」に
活路を見出し、
他社との差別化を図った。

ただそれだけではない。
今では当たり前のショールームを
メーカーとしては初めて全国に設け、
ユーザーが見て触れて商品を選ぶシステムを構築。

さらに、全国の代理店や問屋への卸価格を統一し、
ユーザーがほぼ同じ価格で商品を
購入することができるシステムも作り上げた。
渡辺流“逆張り戦略”で大躍進
バブル崩壊から続く不景気に人口減少。
住宅市場の縮小が顕著になるころ
会社を引き継いだ渡辺社長。

一般の経営者なら≪縮小均衡≫を図るのが常。
しかし、渡辺は卓越した先読みで
“逆張り戦略”に打って出る。
『〇〇〇〇〇事業からは撤退も縮小もしない!』
『工場とともに全国に〇〇を拡張する!』
温和な表情からは想像だにしない
強硬戦略が見事にはまり、業績は大躍進。

果たして、渡辺が貫ぬいた逆張り戦略の中身とは!?
変えないもの 変わるもの
キッチンではダントツのシェアを誇り、
システムバスでもトップをうかがう。

しかし、タカラスタンダード、
そして渡辺はそこに安住するつもりはない。

打って出たのが「壁材」。
そして、新たな市場開拓として
目を向けるのがアジアだ。

ホーローの強みを最大限生かした新製品、
可能性をさらに高める戦略を徹底解明する。
C A S T
出 演 者
司 会
福澤朗
コメンテーター
西田ひかる
コメンテーター
門倉貴史
BRICs経済研究所代表