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L E A D E R
今 回 の リ ー ダ ー
建築家
安藤 忠雄
安藤忠雄建築研究所 代表
今回の関西リーダー列伝はスペシャル企画!
いつもは経営者をまねいて、その成功秘話と
リーダーとしての哲学を紐解いてきたこの番組。
今回は世界を股にかけて活躍する
巨匠、建築家・安藤忠雄が登場!

「死に物狂いで生きている」

大阪生まれの大阪育ち。
貧しい少年時代を経て17歳でプロボクサーに!
独学で建築を学び、1級建築士にも一発合格。
建築界のノーベル賞ともいわれる
『プリツカー賞』を受賞するなど、
異色の人生を歩んできた安藤。

そんな安藤の価値観を変えた、
瀬戸内の美術の島プロジェクトとは!?
さらに、日本を飛び出し
海外でも数々手掛ける巨大プロジェクト。
安藤はいかにして“世界のANDO”に上り詰めたのか。

「親分の仕事はたくさんお金をゲットする。
安藤事務所、50年で1回も赤字ないね」
実は大阪商人の顔も見せる安藤。
お金の計算は殊の外早いらしい…
その一方で、私財をなげうって
子どものための図書館「こども本の森」を次々建設。
その額ウン十億円とも!

「ここからでていくことのできない人間ですから、
すこしぐらいは大阪をよくしたい」
大阪をこよなく愛し、大阪から発信し続ける。
建築を通じ、日本を元気にしようと
走り続ける安藤忠雄。彼が思い描く未来とは!?
P R O G R A M
内 容 紹 介
子どもが"子ども"せなあかん!
大阪の下町に生まれ、貧しい少年時代を送った
安藤忠雄氏。育ての親は厳しくも優しい祖母。
「人に迷惑をかけるな」「うそをつくな」
「約束は守れ」その教えは守りつづけた安藤だが、
とにかくやんちゃで暴れまわる…
ケンカも日常茶飯事で「また安藤さんとこの子は」と
近所からはあきれられていたという。

ただ、安藤はいう。子どものころに原っぱで遊び、
友達とケンカをし、スポーツをする。
そうして体で覚えた野性は、「あいつは強いな」
「あいつとは仲良くしとこう」「あいつに勝ちたい」
といった人間関係の構築に役立つ感覚を養い、
「あれはキレイやな」「あんなんつくりたいな」と
考え闘う土壌を作る。

野性は人との出会いと感性を生む。
子どもが子どもしない今は危ういと安藤は考えている。
独学で建築家に
そして世界のAndoに
人との出会いを大切にし、建築家として
大成していった安藤。伝説の経営者とも心を通わせた。
サントリーの佐治敬三氏、京セラの稲盛和夫氏、
ベネッセの福武總一郎氏、アサヒビールの樋口廣太郎氏と
数え上げればキリがない。

日本が元気だったころの信念にあふれた
経営者との仕事を通じ、建築家・安藤忠雄の
ステージはどんどん上がっていった。
さらにはグッチやサンローランを所有する
実業家・フランソワ・ピノーとの事業で
"世界のAndo"も確固たるものとなった。

同時に、安藤自身も「大きなこと」を
成し遂げる人物への憧憬を抱くようになる。
大阪の、日本のために
あきらめない!
安藤は5つの臓器がない。
2009年と2014年に大病を患い摘出したのだ。
でも、安藤はあきらめない。

「社会のために、自分は何ができるか」信念に従い、
市民参加型の植樹運動に震災遺児育英資金など
建築を離れた取り組みにも積極的に挑戦。
さらに、未来を担う子どもたちのための図書館
「こども本の森」を自費で建設。寄贈し続けている。

一方で、安藤は大阪人。お金集めの天才でもある。
曰く「大阪人やから計算が早い!」
桜も基金も図書館も、運営費や維持費の調達は
安藤流錬金術で悉く成功している!

そのメソッドと、安藤が抱き続ける「信念」に迫る!
C A S T
出 演 者
司 会
福澤朗
コメンテーター
羽野晶紀
コメンテーター
モーリー・
ロバートソン
国際ジャーナリスト