毒を飲んで倒れたソルヒは、一命こそ取り留めたものの、深い眠りから覚めると、それまでの記憶をすべて失っていた。一方、ソルランは、武寧(ムリョン)王から実の娘として迎えられる。ミョンノンと最後の夜を過ごしたソルランは、翌朝、チェファの思い出が残る加林(カリム)の地を、武寧(ムリョン)王と共に訪れる。
キムンでクチョンを診察した医者からクチョンの娘の情報がもたらされ、その娘がソルランであることに驚愕する武寧(ムリョン)王。一方、ソルヒはソルランを毒殺しようとする。それを見破ったソルランは、チンムに殺させた高句(コグ)麗(リョ)の刺客が、父のクチョンであった事実を、ソルヒに告げる。
密かに戦場に向かうソルラン。大勝を果たして凱旋したミョンノンは、チンムの活躍を武寧(ムリョン)王に報告し、王族の身分を回復させる。そんな中、ミョンノンは、チンムを訪ねて、自分とチンムがすり替えられた事実と、太子の座をチンムに譲る意向を伝える。事実を知ったチンムは武寧(ムリョン)王に剣を向けて逆上するが…。
瀕死の重傷を負ったチンムに対し、武寧(ムリョン)王は自らの血を飲ませて助けようと必死になる。ミョンノンは、自分とチンムがすり替えられたという事実を知り、衝撃を受ける。一方、プヨン(ソルヒ)の死罪を求める声に対してソルランは、戦時中の混乱を避けるという名目で、ソルヒを監禁するに留める。
無事を祈りながらミョンノンを戦場に送り出すソルラン。ミョンノンは、高句(コグ)麗(リョ)の将軍ウルミルと密かに手を結んだソルヒによって、敵軍の奇襲を受ける。その知らせに、百済(ペクチェ)の王宮は騒然となる。そんな中、ソルヒは偽の王女だと知っていたと語るチンムともみ合ううちに、チンムを剣で刺してしまう。