粛宗(スクチョン)の寵愛を受けられず、王妃は寂しい思いをしていた。入宮したオクチョンは針房に入るが、先輩の女官たちからいじめを受けてしまう。その頃、南人派の重鎮ホ・ジョクは今度こそ粛宗の息の根を止めようと、自身の還暦祝いの席に粛宗を呼んでいた。彼らと行動をともにしていたチャン・ヒョンが土壇場で寝返り、粛宗は事なきを得る。
南人派に襲われ、重傷を負った粛宗を助けたのは母とともに逃避行中のオクチョンだった。だがそのために逃げ遅れたオクチョン母子は追っ手に連れ戻されてしまう。オクチョンは母を助けるため、母の主人、チョ・サソクと大王大妃の誘いを受け、女官になる決心をする。一方、粛宗の暗殺に失敗した福善君と南人派は再度命を狙う。
チャン・ヒョンはオクチョンを福善君(ポクソングン)のもとに送り、彼の世をつくろうと考える。そんな中、顕宗が崩御、粛宗(スクチョン)・スンが即位する。粛宗は顕宗の遺言通り、ミン・ユジュンら西人派を大幅に退かせ、南人派を登用する。その裏では福善君とチャン・ヒョンが動いていた。南人派はこの機会に福善君を担ぎ上げる計画を実行に移すが…。
スンはオクチョンが作った鎧を気に入るが、ミン・ユジュンは大妃と謀って商団を決めてしまう。落選したらチャン・ヒョンの計略を受け入れると約束していたオクチョンは母とともに清に逃れようと考える。一方、チャン・ヒョンはミン・ユジュンの娘、イニョンを世子嬪にさせないため、母親を毒殺してしまう。
王宮でまたスンと再会したオクチョン。スンは度重なる偶然に驚きと共に喜びを感じていた。鎧づくりの参考にするため、東平君(トンピョングン)と護衛隊訓練場に向かったオクチョンは途中でミン・ユジュンの送った密偵に襲われ、崖から川へ落ちてしまう。下流で意識が戻ったオクチョンは一人でさまよううち、訓練場に迷い込み、またもスンと出会う。