時は6世紀初めの百済(ペクチェ)、24代王・東城(トンソン)王の治世末期。加林(カリム)城の城主で貴族のペク・カは辺境の地へ追いやられそうになっていた。娘のチェファは、王の従兄にあたるユンと密かに情を通じており、彼の子を身ごもっていた。ユンはわずか5千の兵で北魏(ほくぎ)の5万の兵と戦い、勝利して帰還するが…。