ミョンノンは、ソルランをトリムのもとに預け、真の女人として育てさせる。一方、人質としてスベクヒャンを高句(コグ)麗(リョ)へ送るという王命を聞いたチンムはスベクヒャンのもとを訪れ、ミョンノンが武寧(ムリョン)王を守るために王女の存在を高句麗に教えたことを伝える。
訓練生から晴れて正式にピムンの一員となったトルデたちだが、敵兵を殺せなかったソルランだけは、ミョンノンから商人に扮した高句(コグ)麗(リョ)の密偵の殺害を命じられる。一方、スベクヒャンは自ら高句麗に人質として向かうことを申し出るが、武寧(ムリョン)王は危険な敵地に王女を送れないと言う。
その昔、武寧(ムリョン)王の父、百済(ペクチェ)21代王・蓋鹵(ケロ)王は、高句(コグ)麗(リョ)の密偵であった僧侶のトリムに騙されて旧都の漢城(ハンソン)を奪われ、非業の死を遂げた。長らくその名を口にすることすら禁じられていたトリムは、百済の王宮に今も仕えていた。王宮の懿花園(ウィファウォン)にいるトリムから高句麗王の性格を聞いた武寧王は…。
ウネ王妃の助手として刺繍会に参加したスベクヒャンは、その席で自分を軽蔑する高官の夫人たちを一喝する。一方、ミョンノンに不甲斐なさを指摘されたソルランは、訓練に精を出し急速に実力を上げていく。そんな中、高句(コグ)麗(リョ)がトゥジャン城を攻撃したとの伝令が届く。
チンムは武寧(ムリョン)王に家族として肖像画に入ることを許されず、失望のあまりスベクヒャンが偽物だと暴き、武寧王の幸せを潰そうと企む。一方、ピムンの新たな訓練で醜い女官に変装しミョンノンの殿閣まで花を届けようとしていたソルランは、スベクヒャンとすれ違い…。